霊的結びつきを創る パスワークが伝える親密な関係の本質

生のエネルギーには惹かれ合う作用だけでなく、絶大な喜びも充満しているのです。生と喜びは一つのものです。生、喜び、他者との触れ合い、他者との一体化は、宇宙の計画が目指しているものなのです。究極的には、自己と他者との間に境界はありません。あなたは他者であり、他者はあなたです。別々に存在するという認識は幻想です。性のエネルギーとは、融合へ向かう意識が現れ出たものです。統合や一体化とも呼べるその融合とは、「創造」が目指しているものです。どのような言葉を使おうとも、ばらばらに分かれた存在たちに共通した究極の目的とは、巨大な意識から分離して個別化した部分を再び全体に統合することです。

目次 : 第１部　宇宙の原理と心理的概念（関係性/ 創造のプロセスにおける男性性原理と女性性原理/ 愛、エロス、性のエネルギー　ほか）/ 第２部　充実した関係を妨害するものの発見と克服（不幸を望み愛を恐れる/ 愛されたいという正当な願望/ 人間関係における客観性と主観性　ほか）/ 第３部　拡大した意識の時代の人間関係（融合―性の霊的意義/ 新しい時代の女性、新しい時代の男性/ 新しい時代の結婚）

【著者紹介】
エヴァ・ピエラコス : 著名な小説家のヤコブ・ワッセルマンの娘として１９１５年にオーストリアで生まれる。１９３９年にニューヨークへ渡る。このころ、霊的ガイドのチャネリングをする能力があることに気づいた。１９５７年から１９７９年に亡くなるまで、エヴァは人間の個人的な成長と心理的および霊的な真実についてのレクチャーを行った

ジュディス・サリー : １９２８年、ハンガリーのブダペストで生まれる。人間関係についてのレクチャーを選んで編集し、そのテーマに絞った本としてまとめ上げた。各章の初めの言葉も彼女によるものである。１９５８年からパスワークの教えを学んで実践し、約３５年にわたってパスワークの指導者として活躍した。またパスワーク財団の理事長も務めた

広瀬久美 : 短大卒業後、会社勤務を経て専業主婦となるが、家族の都合で３年間アメリカ生活を送る。帰国後、通信および通学で翻訳を学び、実務翻訳を経験。その後、かねてから興味のあった現代の真理探究に関する本の翻訳に携わるようになった（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）