土地の名前、どこにもない場所としての ツェラーンのアウシュヴィッツ、ベルリン、ウクライナ

平野嘉彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784588495106
ISBN 10 : 4588495100
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22

内容詳細

アドルノの「アウシュヴィッツ以降に詩を書くことは野蛮だ」という言葉の後でもほとんど唯一認められた詩人、パウル・ツェラーン。その詩篇を詳細に解釈し、「言語」と「現実」の収斂点として三つのトポスを、アナグラム的な言葉の断片のなかに浮かびあがらせ、その「土地の名前」が逆説的にも「どこにもない場所」であることを指し示す。ひとは問いかえさないではいられないだろう、これは「詩」なのだろうか、と。

目次 : 第1章 アウシュヴィッツもしくは差異(「糸の陽」/ 「勤勉な地下資源」)/ 第2章 ベルリンもしくは布置(「研ギスマサレタ切先ニ」/ 「一枚の葉」)/ 第3章 ウクライナもしくは喚起(「帰郷」および「チュービンゲン、壱月」/ 「時の片隅で」)

【著者紹介】
平野嘉彦 : 1944年生まれ。東京大学名誉教授。ドイツ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • AG さん

    いかにして詩を読むことが可能か、考えさせられた一冊。

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