立待岬の鴎が見ていた

平石貴樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334913601
ISBN 10 : 4334913601
フォーマット
出版社
発行年月
2020年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
220p;19

内容詳細

5年前に起きた連続殺人・傷害致死事件。美貌の作家として注目され始めた柚木しおりは、その一連の事件の関係者だった。彼女の作品を読んだことをきっかけに、舟見警部補は以前事件の解決を導いた青年、ジャン・ピエールに、再び捜査協力を依頼。関連があるのかどうかも分からなかった3つの事件について、当時の記録を辿り始める。

【著者紹介】
平石貴樹 : 1948年北海道生まれ。東京大学文学部教授などを歴任し、現在は同大名誉教授。’83年に「虹のカマクーラ」ですばる文学賞を受賞後、推理小説を中心に発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 雪紫 さん

    「エッセイの中で、ご自分の小説は、芯のところで、体験がもとになっている、というようなこと書いてらっしゃいますけど、それぞれの小説で、どの部分が体験だったんだろうかな、なんて、現職としては、つい考えててしまいました」函館で起きた3つの死。それは身内や自分が関係した推理作家の作品にどんな影響と示唆を与えたのか。派手さはなくそういう意味では前作よりおとなしめなものの堅実でアプローチといい、安定している。とりあえず娘が大ファンだと言ってる俊介に言いたい。ジャン・ピエールの一番の大ファンはお前や。

  • カノコ さん

    シリーズ二作目。美貌の作家として注目を集め始めた柚木しおりは、五年前に起きた未解決の殺人事件の関係者だった。舟見警部補は再びジャン・ピエールに捜査協力を依頼する。前作同様、派手さのない堅実な構成。台詞回しや雰囲気作りは抜群に上手いので、鄙びた独特の世界観に没入できる。ただ、作中作のように語られる柚木しおりの小説の内容と現実が同列で語られるので、やや混乱してしまった。人間関係も複雑で、解決編のカタルシスはさほど得られず。個人的には「おおっ」と思わせられたトリックのあった前作の方が好み。タイトルと装画は良い。

  • ハスゴン さん

    地味ですが、このページ数でよくまとまっていると思う。

  • タカギ さん

    解決編は面白くて感心した。立て続けに起こった、殺人を含む3件の死亡事件。関係者が微妙に重なり合っていることから、警察は連続殺人の可能性も視野に調べたが、2件の殺人事件は未解決、1件は交通死亡事故として処理され、5年が過ぎた。そこに登場するのがフランスの天才少年(19歳になったけど)ジャン・ピエール。事件の記録を読んで刑事から話を聞き、ちょっと現場を見ただけで真相を見抜いてしまう。方言がかなり強めの部分は好き嫌いが分かれるかもなーと思う。

  • きっしぃ さん

    2021年ラスト。構成が単純すぎる。過去に起こった3つの事件と、そのすべての関係者となった女性作家。その作家の作品のあらすじがただ羅列されて、最後に解決って…もうちょっと捻ってもいいんじゃない?最近の作品なのに、妙に古い感じもするし、せっかく北海道が舞台の話だったのに残念だなぁ。

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