武田遺領をめぐる動乱と秀吉の野望 天正壬午の乱から小田原合戦まで

平山優

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784864030359
ISBN 10 : 4864030359
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
19cm,280p

内容詳細

天正10年の武田氏滅亡と、それに続く本能寺の変を契機に勃発した天正壬午の乱終結後の、東国情勢を俯瞰、叙述する。秀吉・家康・北条・上杉の代理戦争の全貌が初めて明かされる。

【著者紹介】
平山優 : 昭和39(1964)年東京都新宿区生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。専攻は日本中世史。山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編さん室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県教育庁学術文化財課主査を経て、現在山梨県立博物館副主幹(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • スー さん

    2天正壬午の乱から北条滅亡までです。どうせ一度の人生と華を咲かせようと戦国を駆けた依田信蕃が討ち死にしてしまい平穏が訪れる気配はまだない。上杉・徳川・北条は和を結ぶが境界線を勝手に引いた事と味方に取り込む為に約束した領地を与えられず秀吉が登場するまで争いは収まらない。酒井忠次の失策や徳川家康の失敗には同じ人間なんだと安心。北条氏政の危機感のなさは理解できない、あの信玄・謙信・勝頼を相手にしたのにどうしたことなのか?やはり老いなのか

  • roatsu さん

    天正壬午の乱とセットで読むべき力作。武田家滅亡・信長横死の天正十年から、関白秀吉が家康と和睦し優位を確立する天正十四年までの甲信動乱の様相が、密接に関連した中央政治の動向と共に俯瞰でき、感動的である。秀吉を加え引き続き、徳川・上杉ら大国の動きとその影響下で御家存続と本領安堵、隙あらばの領土拡大や遺恨に基づく闘争に奔走する在地国衆の動きは目まぐるしく、同時代に侍として生まれた身の大変さを改めて感じさせる。P49とP104に載る当時の信濃と上野の城郭分布地図は各勢力の動向や事件を立体的につかむ上で重宝。やはり

  • BIN さん

    前作天正壬午の乱の続編で北条滅亡までの旧武田領内の大名や国衆の動きが描かれてます。北条、徳川、上杉、豊臣の代理戦争的な部分もありますが、国衆たちの野望も見受けられて面白い。依田信蕃は佐久平定戦で名将ぶりを発揮していたというのに最期は蛮勇に奔って討ち死にとは残念すぎた。活発に動いていた小笠原貞慶とかも面白い。レアなところでは飛騨の攻防も触れられてます。天正大地震なければ家康もやられてたのかなあと気になる。あとがきを見て、著者の専門家としてのプライドや姿勢に脱帽しました。

  • あかる さん

    天正壬午の乱の後編。北条-徳川の和議が成立した後、小田原攻めに至り、東国が豊臣政権化に組み込まれるまでを記す。 面白すぎてつい一気読みしてしまった。国衆は大名の意向に奔走させられるイメージが強いが、逆に真田昌幸、小笠原貞慶、木曾義昌といった国衆の思惑が、徳川・北条らを振り回し、豊臣政権の介入を許す側面もあったというのが面白い。 巻末の参考文献と年表は圧巻。もはやこれは辞典。 素朴な感想だが、前編から続く昌幸の尋常でない活躍ぶりと、共に活躍してきた依田信蕃の突然の死には、何度触れても呆気に取られる。

  • 蛭子戎 さん

    裏切りアンド裏切り。室町時代の政治システム上仕方ない面もあるがそこまで裏切っておきながら忠義を口にするて戦国時代はサイコパスじゃないとやって行けないなー。本当に忠義を尽くした下条家の末路になんの救いもなかったのが印象的。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

平山優

1964年、東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。専攻は日本中世史。山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編さん室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県立博物館副主幹、山梨県立中央高等学校教諭を経て、健康科学大学特任教授。2016年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」

プロフィール詳細へ

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品