おもちゃ 河井案里との対話

常井健一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163914701
ISBN 10 : 4163914706
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
追加情報
:
382p;19

内容詳細

「黒川さんも私も同じように権力闘争のおもちゃにされてしまって、権力の恐ろしさを痛感します」美貌の女性政治家として彗星のごとく登場し、わずか11か月で戦後最大級の選挙違反で逮捕された河井案里。彼女と交わしたメール、電話、そしてインタビューから、マスコミを騒がせた「悪女」の素顔に迫る。

目次 : 序章 甘い逃避行/ 第1章 ちょうどよい女の子/ 第2章 代議士の妻/ 第3章 広島県政のヌーベルバーグ/ 第4章 男らしく、女らしく/ 第5章 あんたは「政治の子」/ 第6章 えこひいき/ 第7章 もらい事故/ 第8章 死ぬ瞬間/ 第9章 とりまく女たち/ 第10章 金毒/ 最終章 ニッポンを変えたい

【著者紹介】
常井健一 : 1979年茨城県笠間市生まれ。ライブドア、朝日新聞出版を経て、オーストラリア国立大学に留学。帰国後、ノンフィクションライターとして独立する。著書『無敗の男』(文藝春秋)が高い評価を受け、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社・本田靖春ノンフィクション賞、城山三郎賞の最終候補になった。2017年「小泉純一郎独白録」(文藝春秋2016年1月号)で第23回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞、2021年『地方選』(角川書店)で第9回日隅一雄・情報流通促進賞を受賞。駒澤大学ジャーナリズム・政策研究所指導員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    戦後最大級の選挙違反で逮捕された河井案里の 素顔に迫った作品である。 華やかな登場から 惨めな退場までが 丹念に描かれる。全編に感じる違和感はどこから来るのだろうか?広島県における 自民党内部の抗争が新鮮で興味深い。 この人たちの精神構造はどうなっているのだろうか?現代の政治家たちの断面を描いたノンフィクションだった。

  • おかむら さん

    「美貌の政治家として彗星の如く登場し、わずか11ヶ月で選挙違反で逮捕された河井案里」を間近で見つめてきたライターによるノンフ。美貌?かはともかく河井案里の生立ちから丹念に取材。この人、ジジイとかには好かれても女友だちいないタイプの典型だわー。あとダンナの河井克行(こちらも生立ちから取材)がもう一家そろって地元で嫌われまくってるのがもう逆にオカシイ! いいとこ一個もないのよー河井克行! なんだかこの夫婦には同情しづらいわー!

  • こも 零細企業営業 さん

    河合案里さんにずっと密着取材していた方の著作。河合案里さんっておっさん社会を上手く泳いでるようで思いっきり利用されてボロボロになっている感じが凄くした本だった。そして睡眠薬をガブ飲みして自殺未遂を起こしてしまうくらいに、、だいぶ前からうつ病で苦しんでたようで何とも気の毒な。その原因の大半は旦那の河井克行さんに強引に引きずり回されたからだよな?さらに自民党の御家騒動に巻き込まれて、、そして金を誰に配ったと赤裸々に書いてある。県議会議員に30万、50万と金を渡したら集票する様に動いてくれるようだ。金権政治だわ

  • onasu さん

    権力闘争の「おもちゃ」にされた。そう本人が漏らすのは、精神安定上必要かもしれないが、携わった人からみれば他人事と写るだろう。  自民党は、どういう思惑で多額の選挙資金を渡したのか。これも長期政権による驕りならば、これが表に出るだけまともと受け取っておいていいのか。  それより、河井夫妻(特に夫)の行動の異常性はあるものの、地方の世襲制の選挙区事情に問題を感じた。のし上がっていくために手段を選ばないのは問題だが、他の力に寄ることは常套手段であり、その場に相応しい振る舞いがてきることが徒になったとも。

  • まぶぜたろう さん

    プライドの高いお嬢さん、その割に爺さんには媚を売り、パワハラ夫には洗脳され、二階、岸田、管、安倍の代理戦争に嬉々として巻き込まれる馬鹿な女。男性優位社会の犠牲者とも言えない、中身のなさ。そして全く眼中にないのが有権者。読みたい本はいっぱいあるのに、なんでこんな女性に時間を費やしたのか。■にしても、彼女にしても夫、克行にしても、そのエネルギッシュさには驚く。こうでもしないと政治家なんてのにはなれないんだな、と。それと全くよくわからんが組織票ってのの大きさな。■あと、作者、常井健一、って人もどっか胡散臭いね。

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常井健一

1979年茨城県笠間市生まれ。ライブドア、朝日新聞出版を経て、オーストラリア国立大学に留学。帰国後、ノンフィクションライターとして独立する。著書『無敗の男』(文藝春秋)が高い評価を受け、大宅壮一ノンフィクション賞、講談社・本田靖春ノンフィクション賞、城山三郎賞の最終候補になった。2017年「小泉純一

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