「モナリザ」の微笑み 顔を美術解剖する PHP新書

布施英利著

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569771106
ISBN 10 : 4569771106
フォーマット
出版社
発行年月
2009年09月
日本
追加情報
:
18cm,174p

内容詳細

ダ・ヴィンチの名画「モナリザの微笑」は合成画で実は笑っていなかった。「モナリザ」という絵画について、美術解剖学の視点を交え分析。ギリシア彫刻からピカソ、法隆寺・救世観音まで微笑の謎に迫る1冊。

【著者紹介】
布施英利著 : 1960年生まれ。芸術学者。1984年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。1989年同大学院研究科博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)を経て、現在は東京藝術大学准教授。専門は美術解剖学。大学院生のときに、『脳の中の美術館』(筑摩書房)でデビュー。美術解剖学の視点から、レオナルド・ダ・ヴィンチなど、古今東西の美術の幅広い研究をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 昼のほたる さん

    美術解剖学者である筆者が様々な角度から「モナリザ」を解説する、初心者にもわかりやすく(おそらく)広く浅い知識を得られるお得な一冊。最後まで読んだ後で見る「モナリザ」は、ますます不可思議で魅力的だった。セザンヌの絵はなんだか惹かれるところがあると思っていたのが、言語化されていて納得した。

  • takakomama さん

    前半はモナリザ、後半はピカソ、セザンヌ、レンブラント、アンディ・ウォーホル、ギリシャの考古学、法隆寺の百済観音像まで話が広がっていきます。美術解剖学の視点で見ると、モナリザの顔は、いろいろな角度から見た顔のパーツが合成されていて、笑ってないそうです。私は「モナリザ」を見ていると微笑み返したくなりますが・・・

  • ポカホンタス さん

    大変わかりやすい読み物だが、わかりやすすぎて、情報量が少ない!もう少し学術的な雰囲気がほしいな。読者は贅沢なのだ。でも、モナリザの微笑の分析は面白かった。

  • 舟華 さん

    美術解剖学という言葉を初めて知った。モナリザは微笑んでいないのではないか、という疑問を紐解いていくのが前半。後半は様々な作家の作品を出してきてその微笑みを観察していく。説としてどうなのかとも思う部分はあったけど、ものの見方としてのひとつとしていいんじゃないかな。

  • てっしー さん

    一枚の絵を一冊の本で考察・解読しようという試みに期待して読みました。前半は面白かったです。「モナリザ」がキュビズムの先駆けというのは驚きでした。しかし、話題が中盤からどんどんずれていきます。著者が「モナリザ」をテーマにしたかったのか、美術史における「微笑み」をテーマにしたかったのか、はたまた「美術解剖学」というマイナーな分野をモナリザにかこつけて世に広めたかっただけだったのか…ちょっと散漫でボヤけてしまった印象です。

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布施英利著

学者。1960年群馬県生まれ。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業、同大学院美術研究科博士課程(学術学)修了。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)などを経て、東京藝術大学美術学部芸術学科(美術解剖学)教授。オンラインでの講座「フセ・アカデミア」の活動にも取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当

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