アンモナイトの森で 少女チヨとヒグマの物語 ティーンズ文学館

市川洋介作

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784052032509
ISBN 10 : 4052032500
フォーマット
出版社
発行年月
2010年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
144

内容詳細

ヒグマが潜む地域に足を踏み込んだ調査隊に、悲劇が待ち受けていた…。明治期の北海道開拓地を舞台に、アンモナイトの化石をめぐり、少女と大人たちの織り成す感動のドラマ。〈受賞情報〉小川未明文学賞大賞(第18回)

【著者紹介】
市川洋介作 : 1949年、北海道生まれ。北海道大学文学部卒。北広島市役所を退職後、短編小説・エッセイなどを執筆。『アンモナイトの森で―少女チヨとヒグマの物語』で第18回小川未明文学賞大賞を受ける

水野ぷりん : 1960年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • イチイ さん

    明治時代の北海道の架空の村を部隊に、森のことなら誰よりも詳しい少女が、白亜紀の地層が露出し珍しいアンモナイトの化石が豊富に取れる涸れ沢を見つけたことから、札幌から調査隊がやってきて思いがけない事態につながるという児童向けの小説。将来有望な青年のために、彼に恋心を抱く少女が身を犠牲にするという話で、学はないが自然と通じ合うという少女の造形など、いささか古風すぎる作りだと感じた。

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく  さん

    明治時代の北海道。開拓民の村で生まれたチヨは、原生林に住むヒグマとお互いに敬意を払って共存していました。 ところが、チヨがアンモナイトの化石を発見したことで、大人たちの欲がからみ、危険を忘れてヒグマの森に入っていきます。怒るヒグマと人間のあいだに板ばさみになってしまったチヨ。生き物の幸せと人間の幸せは一緒にはなれないの?と問いかけてくるようなおはなし。

  • エル さん

    明治期の北海道で自然と心を通わせるチヨがアンモナイトの化石を見つけたことから人と自然の均衡が崩れだした。欲にかられた人間はヒグマを襲う。全てを奪われたヒグマはヒトを襲う。ヒトと自然の狭間で苦しむチヨが向かった先はー。まるでナウシカのような話だった。ただラストで何故チヨが死ななければならなかったのかは謎。

  • ぷりん さん

    北海道開拓時代、アンモナイトの化石を見つけた少女とヒグマと大人たちのお話。少女・チヨの優しさや淡い想いが切ない。何気なく読んだ本作だけど、思った以上に良い作品でした。人間と自然とのかかわり合いについて考えさせられる一冊。

  • HNYYS さん

    図書館本。タイトルが気になって読んでみた。考古学(地質学)の面と自然環境の面と絡み合ったお話でした。明治時代の北海道を知ることもでき、個人的には楽しく読めました。

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市川洋介作

1949年、北海道生まれ。北海道大学文学部卒。北広島市役所を退職後、短編小説・エッセイなどを執筆。『アンモナイトの森で―少女チヨとヒグマの物語』で第18回小川未明文学賞大賞を受ける

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