のはらうた 5

工藤直子(Book)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784887470835
ISBN 10 : 4887470835
フォーマット
出版社
発行年月
2008年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,155p

内容詳細

のはらにすむ様々な生き物たち「のはらみんな」の代理人を名乗る詩人・工藤直子がまとめた、「のはらみんな」の詩集第5弾。のはらを散歩している時に聞こえる、「のはらみんな」の歌う歌をたっぷり収録。〈受賞情報〉野間児童文芸賞(第46回)

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読書メーターレビュー

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  • へくとぱすかる さん

    かぜみつる「まいごのひかり」から。そこに何かことばがあると思うなら、きっとこんなふうなんだろう。本当に野原の風にあたらなくても、心の中で風の声をきこうとすれば、それでいいんだと思う。最初から「でっかいこころ」そのままの、かまきりりゅうじくん。元気な、かぶとてつおくんの「どすこい!」。虫はやっぱりすごい。感傷的でなく、前向きな心がうれしい。かれらに会ったら、本当にそう思っているような気がするよ。ゆうだちみなこ「ただいま!」。雨なのに、夕立がさわやかな気がするのは、きっとそうなんだよ。またみんなに会いたいね。

  • anne@灯れ松明の火 さん

    講習会で、おはなし会の導入に、なぞなぞのようにして使えると聞いた。楽しそう♪ 使えそうなものをチェック。「だんごダンス」「ぼくらのばんだ」「おしらせポーズ」「いそがし・いそがし」

  • Hammer.w さん

    やっと読み終えました。気に入った詩は「なみだ のち にじ」。タイトルが好きです。自分の感性を鍛え、確認するためにまた読み返したいです♫

  • 陽子 さん

    5巻目。最終巻。いきものや自然に言葉の命を与えて生き生きと歌う作者。全てが生命への愛情に溢れている。時々はっとさせられる「心のうた」に出会う。美しい詩の数々。この春から空を飛ぶとんびに出会うことが多かったので、とんびまさお作『おおぞらのグー・チョキ・パー』にやっと最後で出会えて嬉しい気持ちがした。「そらと なかよし」確かにその通り!と思う。風と遊ぶ鳥の姿が楽しく素敵に描かれている。あじさいもおちばもこんな風に詩で歌ってもらって幸せね、と思いながら読んだ。

  • マッピー さん

    “ああ きみは まるで/「ひかる ひとりぼっち」だ”と、わたぐもに言われた、おおわしひろしくんは気付く。“ぼくのまわりを ながれるじかんは/はじまりもなく おわりもなく/ほんじつ ただいま/いまの「いま」だけ!/あさひを あびて つばさ ひからせ/ひとりぼっちは さびしいが/ひとりぼっちは ほこらしい”と続く。最後に、彼はその気持ちを同じく唯一無二の存在と共有する。ひとりぼっちは、決してマイナスな出来事ではない。無限にある一瞬の中を駆け抜ける、輝く暗闇。ああ、なんて美しくて広大なイメージの豊穣。

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