占いと中国古代の社会 発掘された古文献が語る 東方選書

工藤元男

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784497211101
ISBN 10 : 449721110X
フォーマット
出版社
発行年月
2011年12月
日本
追加情報
:
290p;19

内容詳細

巫風豊かな楚地に生まれ、秦漢帝国を媒介として各地に伝播し、解体していった中国古代の占卜(占い)文化。前半では『史記』に登場する「日者」(占い師)の世界観を探り、近年注目される占卜書「日書」の出土状況を概観する。さらに秦漢帝国における国家と占卜の結びつきや、尹湾簡牘に残された地方官吏の日記から読み取れる出張と占卜、睡虎地秦簡「日書」などにみられる行旅と占卜の関わりを、具体的な資料を紹介しつつ明らかにする。後半では、「卜筮祭祷簡」と呼ばれる民俗宗教文書の性格を通じて「日書」の淵源に迫るほか、秦漢時代の法律と占卜とを比較することにより、古代社会の統治における「法」と「習俗」の現実的な関係を検証する。

目次 : 第1章 長安東市の日者/ 第2章 「日書」の発見/ 第3章 国家と占卜/ 第4章 官吏の出張と占卜/ 第5章 行旅と占卜/ 第6章 「卜筮祭祷簡」と貞人・貞卜/ 第7章 「卜筮祭祷簡」から「日書」へ/ 第8章 法と習俗

【著者紹介】
工藤元男 : 1950年生まれ。1982年早稲田大学博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こずえ さん

    占いが政治にどうかかわってたかわかる本。 日本とかでも盟神探湯とか甲骨のがあったわけだがそこらへんのおすすめの本がぱっとおもいつかぬ

  • さく さん

    P19〜22 日者見料 P55  P60 水泉子楚簡「日書」時制

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工藤元男

1950年生まれ。1982年早稲田大学博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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