伊豆の踊り子ほか 読んでおきたい日本の名作

川端康成

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784316800417
ISBN 10 : 4316800418
フォーマット
発行年月
2003年12月
日本
追加情報
:
18cm,206p

内容詳細

「伊豆の踊り子」「十六歳の日記」「禽獣」「父母」などを収録。川端文学の最初の完成「雪国」に至るまでの道筋を、日記体、書簡体、掌編小説と、様々な形の作品を読み進めながら辿ることが出来る1冊。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tamako さん

    御縁が無くて川端康成を読まずに50歳になってしまった。図書館で借りたこの本、教科書のように丁寧な語句の解説がページの下に書かれていて、若い人も読みやすいようにできてて良いね。さて、短編4作と超短編4作に解説がついているのだが、解説のさらに後に鷺沢萠のエッセイがあり、またそこに出てくる川端作品が本には載っていないという、なんともミステリアスというか、鷺沢萠を読む心の準備ができていなかったのでかなり動揺した。「禽獣」の、可愛がってても死なせちゃっていろいろ面倒になる感じはちょっとわかるような。

  • 湿原 さん

    『伊豆の踊り子』は再読。といっても中学生の時だったからうる覚えであった。踊り子を含む旅芸人が当時の社会で差別を受ける身分であったことについては知らなかった。家族のいない孤独な川端康成=「私」が差別され孤立した芸人たちと心を通わすのは同じ共通点があったからなのだろう。伊豆を離れる際の踊り子とのやり取りが前回の読書より鮮やかに見えた。その他の短編小説もじっくり楽しめたが、特に冷酷な主人公の行動をありありと小説の中に示した『禽獣』は読み応えがあった。

  • 神在月 さん

    もしかしたらその昔に一度くらいは読んだことがあったかもしれないが、完璧に忘れている。というわけで新たな気持ちで朗読CDにて読んだ気になる。やっぱり川端康成は好きになれないというのが正直な感想だ。聴いていて気になる箇所が二つある。さかんに四十女という言葉が出てくるが、言葉としてはあまり美しくない。当時は高等学校の生徒というだけでなんか偉そう。階級差っていうのは今では想像できないくらい大きかったんだろうなぁ。それが「いい人はいいね」につながるのだろうな〜と推測は出来るが実感できない。  

  • yyrn さん

    川端康成の本をちゃんと読んだことがなかった。図書館の陳列棚で「読んでおきたい日本の名作」と銘打ったこの本が目に入ったので借りて読んでみたが、やはりというべきか実に面白かった。特に冒頭の「伊豆の踊り子」は秀逸で、読みながら明治時代の伊豆の風情がまざまざと浮かび上がった。その他の中編は主人公の内面描写がだんだんクドくなってちょっと引けるが、この「踊り子」は良いと思った。が、それも幼少の記憶に当時の名残が残るせいでただ懐かしいだけかもしれないが。最後の短篇4遍も余計な描写がなくてその心情がよく分かった。

  • Yuzi Kage さん

    天城越えのテレビドラマを見ていたら、伊豆の踊り子を読みたくなった。 文章は平易なのですが、話が飛んだり、誰のセリフか分かりづらかったりで読みづらかった。男尊女卑的な表現が多いので受け付けない人も多いかと思う。各短編エリート臭が漂っていて、じぶんは川端康成は合わないという感想だw

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人物・団体紹介

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川端康成

1899‐1972。1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て’21年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。’68(昭和43)年ノ

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