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保育的発達論のはじまり 個人を尊重しつつ、「つながり」を育むいとなみへ

川田学

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894642683
ISBN 10 : 4894642689
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
川田学 ,  

Content Description

保育の可能性と魅力は、いつも新しい「つながり」をつくりだす実践にある。個人を尊重しつつ、個人を超えるいとなみへ。保育がその真価を発揮するための、保育的発達論のはじまり―。

目次 : 「個人」を尊重しつつ、「個人」をこえるいとなみへ/ 第1部 子どもの「主体性」とは何か(子どもはどう「自己決定」しているか/ 保育のなかでとらえる主体性)/ 第2部 子どもの「主体性」はどう育つか(人間の赤ちゃんが“未熟”であることの意味/ してもらう、する、してあげる、させてあげる)/ 第3部 「子ども観」「発達観」の変遷と私たち(子ども観をさかのぼる/ 「発達」と社会の歩み/ 「発達」と社会のいま)/ 第4部 発達をみる目をひろげる―イヤイヤ期とブラブラ期(「年齢」と発達/ 「参加」の視点からみる発達観/ つながりアウトカムとしての「ブラブラ」)/ 第5部 「保育」と「発達」を結びなおす(つながりを育むいとなみ/ 保育の「あそび」とは何か/ 保育の公共性/ 「信頼」の中間共同体)

【著者紹介】
川田学 : 1973年東京都生まれ。北海道大学大学院教育学研究院准教授。博士(心理学)。専門は発達心理学、保育研究。近年は、沖縄地方や瀬戸内地方など各地の保育現場をまわり、保育と地域との関係史を学んでいる。通っていた保育園では、毎日のように押し入れならぬ砂利敷きのボイラー室に入れられる「問題児」。園には敷居がなく、外国人労働者の住居と地続きで、保育時間中にドアをノックして5円玉と1ペニー銅貨を交換するあそびを楽しんでいた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆう。

    よく発達と保育と言われる。なぜ保育と発達ではないのか。この本はこの問いから始まる。発達が誰かに求められた大人像に向けたものではなく、子ども一人ひとりを尊重し、つながりの中から生まれるものと捉える視点は、従来の集団主義的保育における発達観を発展させるものである。読みやすいが内容は濃い。かなりの良書。

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