基本情報
内容詳細
ちょっとした日本語の言い回しでヤモヤしているふかわさんと
気鋭の言語学者・川添愛さんが、
「言語学」という枠を超えて、
日本語のユニークさと奥深さを楽しむ、異色の対談集。
●トマトトマトしている!?
●「冬将軍」はあっても、「夏将軍」はない?
●「普通においしい」の「普通」って?
●「昼下がり」でなく、「昼上がり」なら情事はない?
●日本人が「ドラクエ」と略してしまうワケ
●「サボる」「ヤバい」の由来は?
●「汚い」と「小汚い」、どちらが汚い?
身近なのに意外とややこしい!?
繊細かつ頑固な「日本語」の素顔に迫る!
(目次より)
はじめに 24時間ファッションショー ふかわりょう
第一章 なぜ、日本人は曖昧を選ぶのか
起源についてのトラウマ
チンパンジーは論理的?
カタカナ、ひらがなの誕生
日本人にジェスチャーはいらない?
海外のオノマトぺ
英語への嫉妬
日本人は目、欧米人は口
「わかってもらえる」という幻想
素敵な「曖昧」
「大丈夫」問題を考える
薄め上手な言葉たち
網にかかった大物
第二章 なぜ、秋だけが深まるのか
言葉が先か、ジェスチャーが先か
表現が生み出す「カテゴライズ」
民意が言葉を淘汰する
四季と日本語
虹は本当に七色か
忖度の悲哀
「こだわり」はもともとネガティブ
連帯意識が生み出す若者言葉
敬語は距離感
一人称がキャラを決める
第三章 なぜ、口にしたくなる言葉があるのか
言葉は意思に反して出る
優秀なアタッチメント
略語はマーケティング?
日本人は四拍子がお好き
偉大なる「も」
「しておきましょうか」はどっち?
ストップ・ズルい表現
イカす邦題
英語の使役動詞にジェラシー
第四章 なぜ、感情むき出しの言葉は不快なのか
英語にもある曖昧表現
消えゆく方言
クチスタシーの威力
違和感だらけの気象用語
「かねます」問題
「たっきゅうびん」と「たくはいびん」
「レンチン」という発明
言葉は毎秒のクリエイティブ
思考を口から出すときは服を着せ
「笑える」と「おもしろい」は違う?
AIと人間のこれから
特別寄稿 「さえずりの沈黙」 ふかわりょう
おわりに 「言葉の巧みな使い手」と話したら 川添愛
【著者紹介】
川添愛 : 1973年生まれ。九州大学文学部卒業、同大大学院にて博士号(文学)取得。2008年、津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授、12年から16年まで国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授。専門は言語学、自然言語処理。現在は作家としても活動している
ふかわりょう : 1974年8月19日生まれ。大学在学中の20歳でお笑い芸人としてデビュー。長髪に白いヘアターバンを装着したネタ「小心者克服講座」は、あるあるネタの礎となる。独特なセンスと不安定なキャラクターで、芸能界を漂う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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けんとまん1007 さん
読了日:2024/12/03
trazom さん
読了日:2025/10/06
とよぽん さん
読了日:2025/01/02
ネギっ子gen さん
読了日:2025/02/08
ぼっちゃん さん
読了日:2025/02/23
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人物・団体紹介
川添愛
1973年長崎県生まれ。言語学者、作家。九州大学文学部卒業、同大大学院にて博士取得。2008年津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授、12年から16年まで国立大学情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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