川村湊自撰集 5巻 民俗・信仰・紀行編

川村湊

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861825187
ISBN 10 : 4861825180
フォーマット
出版社
発行年月
2016年03月
日本
追加情報
:
404p;20

内容詳細

アジア的風土への積年の執心と煩を恐れぬ綿密なフィールドワーク、行動の批評家の思索の核心をなす民俗学的・宗教的諸論考を選りすぐって集成。

目次 : 平地人を戦慄せしめよ―柳田國男の「野蛮の思考」/ 「国語」を超えてゆくもの―柳田國男の言語観/ 声の幻―言霊と折口信夫/ 木を伐るものの伝説―天降り・大樹・南方熊楠/ 象使いの弟子―南方熊楠の流浪・サーカス/ 鳥と王権―谷川健一の論に付して/ 異形なる天皇の系譜―網野善彦/ 周防祝島反原発闘争民俗誌―宮本民俗学の実践の場として/ 端午祭の花嫁たち―韓国・江原道・江陵/ 華麗島の聖母崇拝―台湾・北港・台南〔ほか〕

【著者紹介】
川村湊 : 1951年北海道網走市に生まれる。1974年法政大学法学部政治学科卒業。のち、中国美術品販売、教育誌編集、土木作業員、水産市場作業員、パチンコ店員、水産業界誌編集などに携わる。1980年「異様なるものをめぐって―徒然草論」で、群像新人文学賞(評論部門)優秀作受賞。1990年法政大学第一教養部助教授。のち、専修大、広島県立女子大(現広島県立大)、早稲田大、学習院大、弘前大、弘前学院大、広島大、藤女子短大(現藤女子大)、沖縄大、琉球大、漢陽大(韓)、高麗大(韓)、デリー大(インド)、ワシントン大(米)、北京日本学中心(中)、北京大(中)などで講師、客員教授を務める。2000年法政大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 林克也 さん

    とても勉強になりました。像使いの弟子では、明治時代に外国で像使いをした日本人がいたということ。鳥と王権では、オオキミの権力と鳥とのかかわりについて。川上弘美「大きな鳥にさらわれないよう」の元ネタのようだ。異形なる天皇の系譜では、後醍醐天皇の被差別民との関係と密教志向、明治天皇幼少期の女装について。花祭・龍天・白山では、奥三河の花祭が白山信仰につながり、朝鮮半島につながること。華麗島の聖母崇拝では、英語のママ、フランス語のママン、中国語の媽媽、韓国語のオンマなど、母親を呼ぶ言葉にM音が入っていること。

  • メーテル/草津仁秋斗 さん

    川村湊の民俗学や信仰に関わる論考が読める本。韓国のムーダンについて特に詳しく書いてある。自分も韓国でフィールドワークしてみたくなった。

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人物・団体紹介

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川村湊

1951年、北海道生まれ。文芸評論家。法政大学名誉教授。1982〜86年、釜山の東亜大学で日本語・日本文学を教える。著書に、『南洋・樺太の日本文学』(平林たい子文学賞)、『補陀落』(伊藤整文学賞)『牛頭天王と蘇民将来伝説』(読売文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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