重版未定 3

川崎昌平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120054051
ISBN 10 : 4120054055
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;20

内容詳細

残すべきは名でも実でもない―本だ。流れ続けろ本を残すために!ついに完結!漂流社の行方を見届けよ。

【著者紹介】
川崎昌平 : 1981年埼玉県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。作家・編集者、昭和女子大学および東京工業大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • よっち さん

    弱小出版社「漂流社」にやってきてが渾身の企画を大ヒットさせた伝説のフリー編集者・権蔵。暴漢に襲われた権蔵から「とびっきりの原稿が入ったカバン」を主人公が託される第三弾。採用の面接官をやってみたり、新入社員が入ったり、プルーフや持ち込みなど、いろいろ出版社あるあるを読んでいく中で、まさかそんな展開が待っているとは思いませんでした…でも好きで本を作っている彼らがああなればその後の展開も必然で、これはこれでとても彼ららしいとも思えた結末でしたかね。編プロあるあるも面白くて、同人誌版の重版未定も興味深かったです。

  • mm さん

    1は読んだ。2は本屋さんで見かけたけどスルーして、3が図書館にあったので借りてきた。一応ここで完結。本をつくる編集者はクリエイティブな仕事の様に思える。反面、大量の紙ごみを生み出しているのではないか?という気もする。その本必要か?って私が思っても、まぁ、誰かには役に立つかも…なんだろうけど…作家さんが書いた原稿のままでは、私は手に取る事が出来ませんから、本日もめでたく本を読んでいられるのも、出版社の皆様のおかげと感謝して読ませていただきます。売れる本にこだわらず、本は残すべきものとして闘う心意気はご立派!

  • スリーピージーン さん

    なんだかせつない幕切れ。いかに出版業界が過酷かを知らされ、読者として本を読めることのありがたさを実感しました。 知らないことをたくさん教えてもらいましたが、エンターテイメントとしてもとても面白い読み物で、登場人物たちのキャラも愛着がわきました。 ぜったい書物はなくして欲しくない。もっともっと本を読もう。楽しいよ!小説も雑誌もコミックも! 大声に出して訴えたい。ネット全盛の今日だからこそ。

  • スプリント さん

    ついに完結。 これまで以上に突飛な世界が展開され引き込まれる。 紙の出版の未来は暗い。

  • あひる さん

    一冊の本にかかる時間ってすごいな。やっぱりすごい仕事なんだね。大変さも伝わってきます。でも、やりたい人もたくさんいる気がする。私がやるなら校閲がいいな。

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