大山詣り 有隣新書

川島敏郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784896602234
ISBN 10 : 4896602234
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
213p;18

内容詳細

江戸時代中期以降、関東一円の庶民は講中を組織して、一路大山へと参詣に向かった。「大山詣り」の道中すべてを演出したのが、修験を出自とする御師たちであった。大山へと向かう街道(大山道)には、鳥居や数多くの道標などが設置され、参詣客の便宜を図った。浮世絵などに活写されたその賑わいは、旅案内書、旅日記などでも窺い知ることができる。大山の歴史を通観し、縁起絵巻、霊験記をはじめとする各種史料を読み解くことで、大山信仰の全貌を描き出し、現在辿ることのできる史跡にまで言及する。

目次 : 第1章 大山の歴史/ 第2章 『大山寺縁起絵巻』を読み解く/ 第3章 『大山不動霊験記』からみた大山信仰の諸相/ 第4章 大山講の師檀関係/ 第5章 旅案内書・旅日記からみた近世の大山/ 第6章 文芸・絵画資料からみた大山信仰/ 第7章 大山道と大山道標/ 第8章 石造大山二ノ鳥居の建立と民衆の躍動/ 第9章 大山を歩く

【著者紹介】
川島敏郎 : 1947年静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程日本史学専攻満期退学。神奈川県立高校教諭、神奈川県立公文書館郷土資料課専門員、産業能率大学客員研究員等を歴任。現在、NPO法人神奈川歴史教育研究会理事長、伊勢原市文化財保護審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • うえ さん

    「家康は慶長八年に江戸幕府を創設すると、同十年一月、大山寺に対して慶長の大改革を命じた。その最大の狙いは大山山内から武力を持つ修験勢力を一掃することにあった。これにより、清僧以外の神仏習合の実践者である宗教者、つまり修験者・御師らは自動的に下山し、新たな経済活動を模索ぜざるを得なくなった。一方、真言宗の総本山である高野山は、慶長十四年に「大山寺諸法度」を発令し、前不動より上は女人結界(女人不入)の地とするのは勿論のこと、本尊御供所(大山寺)への取次は清僧のみとし、妻帯(修験者など)の手伝いは不許可とした」

  • アル さん

    GW中に大山に登ることにしたのをきっかけに再読。 本書中に言及された地名や社などを実際に眼にすると感慨深い。

  • Yoshiyuki Kobuna さん

    祖父の代まで大山に雨乞いのお水取りに行っていたらしく、興味がわいて読んでおくことにした。大山信仰はよく解るのだが、文章がとにかく硬く、面白く読まれるものでもない。ちなみに近隣では上州板倉にお水取りに行っていたらしいので、大山信仰の端の方になるのかな。

  • まつけん さん

    神奈川の名峰、大山の研究史、文化史。古くは万葉集から江戸時代の滑稽本や浮世絵まで、大山に纏わる話が様々な角度から紹介されています。

  • かめかめ さん

     伊勢原にある「大山(おおやま)」の歴史が、古代から現代までまとめられています。江戸時代には一世を風靡して、大いに賑わったという。当時は各地から大山に通じる大山道が整備され、現在になってもその痕跡を知ることができる。これを読めば大山のことがまるごとよくわかる本だ。

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