保育と憲法 個人の尊厳ってこれだ!

川口創

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784272412501
ISBN 10 : 4272412507
フォーマット
出版社
発行年月
2017年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
157p;21

内容詳細

憲法が息づく保育が日本中に実現すれば、社会は変わる!“質”をとことん追求する愛情いっぱいの園長と、保育のすごさに出くわしたお父さん弁護士が、“個人の尊厳”を手がかりとして保育⇔憲法を双方向に語りつくす。

目次 : 第1章 保育は「個人の尊厳」の実践だった(ぼくの発見/ プロフェッショナルな保育とは/ 保育は憲法の実践/ 安倍政権の人間観/ 岐路に立つ保育実践)/ 第2章 保育を受ける権利は人権である(「お金がない」を言い訳にさせない/ 保育の現場はどうなっている?/ 貧弱な福祉政策がもたらしたもの)/ 第3章 保育から見える社会のすがた(今後もますます保育園は必要になる/ 保育の質とは結局なんなのか/ 人権にふさわしい「基準」とは)/ 第4章 思いきった政策転換を(政策についての補足)

【著者紹介】
川口創 : 弁護士。1972年埼玉県生まれ。2004年2月イラク派兵差止訴訟を提訴、同弁護団事務局長として2008年に名古屋高裁で「航空自衛隊のイラクでの活動は憲法9条1項に違反」との画期的判決を得る

平松知子 : 名古屋市のけやきの木保育園園長。1961年静岡県生まれ。1983年より社会福祉法人熱田福祉会のぎく保育園に勤務。2007年名古屋市立則武保育園廃園民営化を受託開園した同法人けやきの木保育園園長に就任。全国保育団体連絡会副会長。名古屋大学大学院教育科学研究科博士後期課程在学中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆう。 さん

    弁護士さんと園長先生の対談です。保育は権利・人権であるということから、待機児童問題や保育士不足問題、規制緩和、民政化問題、「働き方」改革問題など横断的に考えることができます。園長である平松先生の保育は福祉であるという意味を深く考える必要性を感じました。また、保育所保育指針をみるうえでも個人の尊厳を守る保育とは何かを基本に考える必要性を感じました。子どもたちや親たちのための保育というのは憲法が実践された保育なのだと思いました。読みやすかったです。

  • てくてく さん

    ネットで話題になっていたので購読。子の保育所のつながりから、一人ひとりの子供によりそう保育こそが個人の尊厳をうたう憲法の理念を最も体現したものではないかと気づき、子どもの人権、子どもの命に関わる仕事をしている保育士たちの人権や労働環境などを論じた一冊。平易な言葉で保育の理念や近年の子供をとりまく問題への懸念を示しており、できれば多くの保育士、そして親に読んでもらいたい。<おすすめ>

  • Miki Shimizu さん

    なんか、待機児童とか、親が子どもを預けて働けるように、、、って視点しかなかったけど、子どもが少しでも良い環境で育てるようにっての、大事なんやなー。それを実行しようと思うと保育士さんの待遇改善や、お父さん、お母さんの働き方改革までやらなあかんねんなー。てか、保育士さんすげー!労働時間はすべて子どもとべったり、超緊張感もって、安全や成長をサポートしてて、研修も会議も事務仕事も全部残業とか、ムリやわー。しかも、給料安いとか。保育士の数倍にして!給料も倍にして!将来の日本のために、政治家さん頑張ってよ!

  • カモメの本棚'10 さん

    子どもたちにも当然守られるべき「個人の尊厳」がある、ということを掘り下げた内容。保育の仕事の大変さや専門性をどう考えるかを改めて投げかけられているように思う。 今や待機児童対策で、国の基準を緩和する動きや、正式な保育士ではないものの保育従事などがあげられているが、果たしてそれで子どもたちの健やかな成長が守られるのか。子どもたちが“主体的”に生きて行く生きる基礎が培われるのだろうか。大人本位の保育形態になってはいないか……。考えるべき問題が多すぎる。子どもの成長は、巻戻ってやり直せないのだよ?

  • okadaisuk8 さん

    まず、冒頭のエピソードで保育園に通う小さい子が、未発達で経験が乏しいなりに、こんなに物事を一生懸命考えているのかと驚かされる。財政に制約がある中でどう施策を進めるかという今のお役所の発想ではなく、保育の原点に憲法をすえる、0、1歳児でも人権がある、一方で親にも働く権利がある。ではそれぞれを実現するためには…という発想の転換を掲げる。福祉全般に同じことが言えるかもしれないが、「所詮きれいごと」と片付けていいのだろうか。特に家庭も保育園も選べない子どもらに対して。子育てで得ることも多い好著。

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