影の日本史にせまる 西行から芭蕉へ

嵐山光三郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582837858
ISBN 10 : 4582837859
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
215p;19

内容詳細

老熟の作家と旬の歴史家が、西行から芭蕉にいたる平安〜江戸時代を、和歌や俳諧を駆使し、タブーを無視して縦横に語る。隠密と男色と見立てから解き明かす「影の日本史」とは!?

【著者紹介】
嵐山光三郎 : 1942年、静岡県生まれ。作家。出版社勤務を経て執筆活動に専念する。『素人庖丁記』で講談社エッセイ賞、『芭蕉の誘惑』でJTB紀行文学大賞、『悪党芭蕉』で泉鏡花文学賞・読売文学賞を受賞

磯田道史 : 1970年、岡山県生まれ。歴史家。国際日本文化研究センター准教授。慶應義塾大学大学院博士課程修了、博士(史学)。古文書などの史料を駆使して江戸時代を中心に歴史上の人物や事象に自在に迫る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 旅するランナー さん

    歴史オタクなお二人のディープな対話。西行=出家した007説、芭蕉=諜報機関ボス説、和歌勅撰集=政治的求心力説が展開されます。奥の細道は、伊達家の謀反調査のためで、命を掛けた道行であり、平泉には実質2時間しか滞在しなかった事実なんて、この本でこそ、目からウロコ、魚の目に泪です。西行が死への案内人であり、釈迦の涅槃に合わせて、自ら毒を盛って死ぬ日を調節したとか、「旅をしろ。どこで死んだっていいんだよ」ってけしかけるのには、西行の、いや、最高の凄みを感じます。

  • AICHAN さん

    図書館本。嵐山光三郎がこれほど歴史に造詣が深いとは意外だった。磯田道史と軽快にトークを繰り広げる。歴史の違った見方を楽しめた。

  • Syo さん

    これまたタイトルに 騙されて。 って、『武士の家計簿』の 磯田さんじゃん。 それに、異才・嵐山光三郎。 西行から芭蕉へ。 なかなか読み応えあり。

  • マカロニ マカロン さん

    個人の感想です:B。磯田さん嵐山さんの対談で西行、連歌師(宗祇、宗鑑、貞徳)そして芭蕉と詩歌が日本史では諜報活動に結びついていることを指摘している。芭蕉は西行への憧れを句作の中で露わにしているが、西行は芭蕉の500年も前の存在で、現代から芭蕉を見る300年よりももっと前の人と言うことになる。それを見ても西行のビッグネームぶりが感じられる。「姥桜 咲くや老後の思い 出で」、「むざんやな 甲の下の きりぎりす」が斎藤実盛を詠んだ句と知り、最近聞いた講談を思い出した

  • テイネハイランド さん

    図書館本。詩歌の鑑賞に定評がある嵐山光三郎さんと、売れっ子歴史学者の磯田道史さんとの対談本です。(1)西行とその時代(2)連歌の流行と俳諧の誕生(3)芭蕉のその時代の3編で構成されています。文化的な観点からのみとりあげられてきた著名人(西行や芭蕉など)にも現実の生活があったわけで、二人の歴史好きによる忌憚のない人物談義や蘊蓄(下世話なゴシップから高尚な文明批評まで幅広い)を読めるのがこの本の売りかと思います(史実にどこまで近いかはわかりません)。このなかで西行の章は、知らないことも多く特に楽しめました。

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人物・団体紹介

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嵐山光三郎

1942年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文化賞、読売文学賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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