１９３１年、横浜生まれ。本名、田辺哲朗。戦後のジャズブーム時に、トニー谷、ポピー横内、ＥＨエリックと共にジャズＭＣ四人男と呼ばれ活躍。江利チエミ、雪村いづみ、浜村美智子他の司会を務める。外来のタレントでは、ハービー・マン、アート・ブレーキー、デューク・エリントン、オズモンド・ブラザース、トリオ・ロス・パンチョス他多数のコンサートの構成・ＭＣを担当する。我が国ラテン音楽の火つけ役としても著名。その功績で、１９６６年メキシコ・アナウンス協会より名誉会員の称号を与えられる。１９７０年、大阪万博では電気通信館に勤務。１９７１年、ハワイの放送局（ＫＯＨＯ放送、後にＫＺＯＯ放送へ移る）から招聘され渡米。１９７５年、昭和天皇・皇后の訪米時にはハワイでのお則用を務める。１９７７年には、杉良太郎の明治座、新歌舞伎座・記念公演の構成・演出を手がける。１９９５年、スチールギターのスター奏者アレン・アカカのグループ（アイランダース）に、エド・ケニー、ニナ・ケアリイワハマナ、ベニー・カラマ他のトップスターを共演させたＣＤ（ハワイズ・ゴールデン・トレジャー）のプロデュースと楽曲解説を担当する。２０００年、３０年振りに帰国、各地のフラコンサート、講演活動をし、現在に至る。元アロハ観光大使。ワイキキ２０００ライオンズクラブ会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
『あなたの知らない・知りたいハワイ 島津哲の語る本当のハワイとフラの歴史・芸能物語』より