和漢のコードと自然表象 十六、七世紀の日本を中心に アジア遊学

島尾新

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784585227120
ISBN 10 : 4585227121
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
268p;21

内容詳細

自然なるものはどのように理解され、あらわされ、再生産されてきたのか―前近代の日本において、和漢の文化体系は、各時代ごとの変容・刷新を経つつも、思考・感性の基盤として通奏低音のごとく響き続けた。特に漢文化は先例としての規範性から大きな影響を有し、和文化のなかで融合・内在化・再解釈されていった。それは、人びとが、自らを取りまく環境、自然をどのように感じ、捉え、表象したのか、ということにも強く作用した。列島における社会構造的・環境的転換期である十六〜七世紀に着目し、文学、美術、芸能、歴史学等、分野横断的な視角から、自然と人との関係を問い直す。

目次 : 1 「内在化」のかたち(室内時代における「漢」の「自然表象」/ 二十四孝図と四季表象―大舜図の「耕春」を中心に/ 日光東照宮の人物彫刻と中国故事/ 江戸狩野派における雪舟山水画様式の伝播―狩野探幽「雪舟山水図巻」について/ 四天王寺絵堂《聖徳太子絵伝》の画中に潜む曲水宴図/ モノと知識の集散―十六世紀から十七世紀へ)/ 2 コード化された自然(「九相詩絵巻」の自然表象―死体をめぐる漢詩と和歌/ 『源氏物語』幻巻の四季と浦島伝説―亀比売としての紫の上/ 歌枕の再編と回帰―「都」が描かれるとき/ 十七世紀の語り物にみえる自然表象―道行とその絵画を手がかり/ 寛政期の京都近郊臥遊)/ 3 人ならざるものと交感(人ならざるものとの交感/ 金春弾竹と自然表象/ 「人臭い」話資料稿―異界は厳しい/ お伽草子擬人物における異類と人間との関係性―相互不干渉の不文律をめぐって/ 室町物語と玄宗皇帝絵―『付喪神絵巻』を起点として/ エコクリティシズムと日本古典文学研究のあいだ―石牟礼道子の“かたり”から)

(「BOOK」データベースより)

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