樋口一葉 伝統的美意識を凌駕する早逝の天才歌人 コレクション日本歌人選

島内裕子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784305709066
ISBN 10 : 4305709066
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
追加情報
:
117p;19

内容詳細

生涯で約四千首もの歌を遺した一葉。その人生は、虚無の浮世をいかに生きるかを見据え、「文学が人間に何をもたらすか」を問う。

目次 : 打ち靡く柳を見ればのどかなる朧月夜も風はありけり/ 散り残る花を訪ねて谷陰に今日見出でつる若楓かな/ 散り残る花の木末を吹く風の今朝心地よき夏は来にけり/ 冬籠もる窓のうちまで薫りけり軒端の枇杷の花咲きしより/ 山深み人こそ訪はね読む文の上に昔の友はありけり/ 憂き事も雪も山路も深ければ春だに遅き心地こそすれ/ 卯の花の憂き世の中のうれたさにおのれ若葉の蔭にこそ住め/ 山の端の梢明るくなりにけり今か出づらむ秋の夜の月/ 限りなくうれしきものは我が思ふ人をば人の誉むるなりけり/ 宮城野にあらぬものから唐衣なども小萩の繁きなるらむ〔ほか〕

【著者紹介】
島内裕子 : 1953年東京都生。東京大学文学部卒業、東京大学大学院修了。博士(文学)。現在、放送大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 双海(ふたみ) さん

    生涯で約四千首もの歌を遺した一葉。「木枯の吹く音寒き冬の夜はかけても君の恋しかりけり」25歳(数え年)で亡くなる直前の歌。伝統的美意識を凌駕する早逝の天才歌人。

  • ゆづき さん

    自分の行く末を「一葉舟」と例えて諦観する様子に、泣きそうになりました。葉の歌はどれも秀逸で、早くにこの才能が失われてしまったことが残念でなりません。

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