奴隷の文学誌 声と文字の相克をたどる

峯真依子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787292483
ISBN 10 : 478729248X
フォーマット
出版社
発行年月
2018年04月
日本
追加情報
:
328p;19

内容詳細

法律で読み書きが禁止されていた奴隷制以来、アフリカン・アメリカンにとって識字を得ることは自由と同義だった―。南北戦争前夜と一九三〇年代の奴隷体験記を歴史的・社会的に読み解き、二十世紀後半のアフリカン・アメリカンの文学をたどって、声と文字の緊張関係から文学の可能性を問う。

目次 : 第1部 声から文字へ(十九世紀の奴隷体験記(読み書き禁止法というトラウマ/ 演説が活字になる過程 ほか)/ 二十世紀の連邦作家計画スレイヴ・ナラティヴ(ニューディール政策による連邦作家計画/ ガイドブック ほか))/ 第2部 文字から声へ(ラルフ・エリスンとヴァナキュラーな声(十九世紀奴隷体験記と『見えない人間』/ リテラシーと自由の神話 ほか)/ アーネスト・J.ゲインズと復活した奴隷たちの声(新・奴隷体験記/ 再燃した奴隷体験記の代筆の問題 ほか)/ トニ・モリスン作品の声と文字の問題(『ソロモンの歌』の奇妙な名前をめぐる描写/ ユニークな名前に隠された意味 ほか))

【著者紹介】
峯真依子 : 1974年、大分県生まれ。中央学院大学現代教養学部助教。専攻はアメリカ文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ポカホンタス さん

    新聞広告で発見。アフリカン・アメリカンの奴隷制度が生んだ奴隷体験記についての論考。オーラルヒストリーであることの意味、読み書き禁止法があった故に、奴隷にとって読み書きすることの意義。語りを偽装する文章。語らないことを暴く文章。ナラティヴと記述との関係を考えるためのいい資料になった。以前読んで感動したトニモリスン『ビラヴド』の読解も面白かった。

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峯真依子

1974年、大分県生まれ。中央学院大学現代教養学部助教。専攻はアメリカ文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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