密室の鎮魂歌 創元推理文庫

岸田るり子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488476014
ISBN 10 : 4488476015
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,306p

内容詳細

ある女流画家の個展会場で、『汝、レクイエムを聴け』という作品を見た一人の女が、失踪した自分の夫の行方をこの画家が知っているはずだと主張する。五年前のその失踪事件は謎に満ちていた。そして、その現場だった家で起きた密室殺人。さらに密室殺人は続く。問題の絵に隠された驚くべき真実。魅力的な謎といくつもの密室に彩られた第14回鮎川哲也賞受賞の傑作本格ミステリ。

【著者紹介】
岸田るり子 : 1961年京都市生まれ。パリ第七大学理学部卒業。2004年に『密室の鎮魂歌』で第14回鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夜間飛行 さん

    初めにカタコンブを描いた絵が強く印象づけられる。無数のドクロに囲まれ、臙脂色の椅子に座る骸骨が旗を持っている絵。その旗の図柄が失踪した男の刺青と同じなのはなぜか? こういう謎の出し方は感覚に訴えてくる。この小説には常に女性の目線があって、そのひりひりするような切実さが新鮮だった。特に女性が女性を見る時の共感と反感の混じり合った視線は、男である私にとって興味深いものだった。カタコンブの絵は事件の真相とどう繋がっていくのか。密室などロジカルな部分もしっかりしていて、心理的な謎とバランスよく組み合わされている。

  • ゆのん さん

    【kindle】やっぱり密室モノは面白い。そしてこれでもかと言わんばかりに密室に次ぐ密室。薄っぺらい女の友情、自分さえ幸せなら良いという自己中心的な思考は怖ろしい。273

  • アーユルヴェーダ@五郎丸 進 さん

    中盤だれ目線で話してるの?ってなるけどそれ以外は完璧。 結局は女の醜い争いと同性愛者の嫉妬、プロットも周到に考え抜かれていて連続密室事件も巧みで読みやすかった。

  • シン さん

    B評価。 してやられた。 あんまり好きな設定ではなかったがサイン本だったから購入。 実際あんまり面白い流れではなかったが、文章が綺麗なためか、やっぱり続きが気になるのか妙にさくさく読めた。 正直この発想はなかった。 伏線の数もけっこう多かったのに無念。 「愛情なんて、美しい幻想で彩られていなければ維持できないものよ。そんなことをしたって失望するだけだわ。愛する人にも自分にも。人間なんて弱いものよ」

  • eirianda さん

    Kindle Unlimitedで初読み。本格ミステリは苦手で感情移入しにくい印象なのだけど、設定(フランス、関西、絵画、商業デザイン……)自分のバックグラウンドを辿るかのような設定と心情!に驚き一気読みしてしまった。パスティスとかゲイのアヴェニュとか小ネタに、いや〜世間って狭いなと(小説の感想か?)思いました。著者の経歴見て、ああ、私よりずっと文化の間を浮遊流動している人なのだと、他の作品も興味湧きました。ルメートルみたいな超エグいのも書いて欲しい……って思うのは私だけか。夏はやっぱりパスティス!

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岸田るり子

1961年、京都府生まれ。パリ第七大学理学部卒業。2004年に『密室の鎮魂歌』で第14回鮎川哲也賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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