ひとりかもしれない ものがたりの庭

岩瀬成子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784577051900
ISBN 10 : 4577051907
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
追加情報
:
132p;21

内容詳細

ひとりになって、空を見あげた。空の高いところを白いボールのようなものはかがやきながら、上へ上へとあがっていた。きっとどこまでもあがっていくんだろう。

【著者紹介】
岩瀬成子 : 1950年、山口県生まれ。1977年、『朝はだんだん見えてくる』(理論社)でデビュー。同作で第11回日本児童文学者協会新人賞受賞。『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』(PHP研究所)で第41回小学館児童出版文化賞、第39回産経児童出版文化賞を受賞。『あたらしい子がきて』(岩崎書店)で第52回野間児童文芸賞受賞。『きみは知らないほうがいい』(文研出版)で第62回産経児童出版文化賞大賞受賞。『もうひとつの曲がり角』(講談社)で第36回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ブルちゃん さん

    まつりちゃん以来の岩瀬さん。わたしが思うに、思慮深く、その場の空気や人に流されがちな貝ちゃんと、凛として、自分をしっかりもっている世里ちゃん。貝ちゃんにとって、世里ちゃんは出逢えて良かった子になると思う😌

  • chiaki さん

    母が再婚し、新しい父に幸介さんを迎えたばかりの小学4年生の貝の心は複雑で。時折回想されるパパとの思い出はため息に変わり天井にどんどんたまってゆく…。幼なじみの高広くんを巡る世里ちゃんへの嫉妬にも似た感情も、どこまでも空高くのぼってゆく…。言い様のない貝の感情はとても小4らしく爽やか。言いたいことが言え、正義感が強く、クラスの男子の調子にのったからかいにも動じない世里ちゃんのキャラクターにすごく好感が持てた。未来へと前向きに動き始めるラストもまた好み。岩瀬さんの静かで柔らかな世界がなんとも心地よい。

  • 雪丸 風人 さん

    3・4年生の子に優良図書を薦めるなら迷わずコレですね。主人公は母の再婚に揺れる小学4年生。素直な気持ちを人に伝えられない彼女が、まったく違うタイプの少女や、優しく気遣ってくれる新しい父との日々の中で、力を得て、心を解き放っていくという物語です。いざというときに堂々と振舞うお父さん、カッコええわ〜。そりゃあ娘も勇気がわくってものです。人が変わるには、きっかけが大事ですね。大人目線では、周囲の言動が子どもの心にどれだけ影響するかを実感して、親として責任の重さも痛感しましたよ。(対象年齢は9歳以上かな?)

  • spatz さん

    目をさましたとき、遠いどこかから帰ってきたような気もちだった。。。 児童書、小学校中学年向け、と思いながらページをめくる。子供はもう児童ではなくなったけれど、子どもの本は絵本でも児童書でも、小学校で読み聞かせたらどんな感じだろう、自分で読める子どもたちは読んでどう感じるだろう、と頭のどこかで想像する。 でも、子どもの本、じゃない。この冒頭の一文、から、なんだか素敵ではないですか。出だしからひきこまれていくのを感じた。美味しそうな朝ごはんの匂いがしてくる。 #NetGalleyJP

  • 柊子 さん

    児童書ではあるが、この少女の思いを、小学生は理解できるだろうか。ふとした時に感じる心の奥のゆらめき、危うさ、大人が読んでも十分共感できる……というより、大人の世界でも(ひとりかもしれない)という漠然とした不安や孤独感は、だれでもあるのでは? ひとりが良いと思える時もあれば、ひとりは寂しいと思ってしまう時もある、ゆれる68歳(笑

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岩瀬成子

1950年、山口県生まれ。『朝はだんだん見えてくる』で日本児童文学者協会新人賞、『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で小学館文学賞と産経児童出版文化賞、『ステゴザウルス』と『迷い鳥とぶ』の2作で路傍の石文学賞、『そのぬくもりはきえない』で日本児童文学者協会賞、『あたらしい子がきて』で野間児童文芸

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