太閤暗殺 光文社時代小説文庫

岡田秀文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334736521
ISBN 10 : 4334736521
フォーマット
出版社
発行年月
1970年01月
日本
追加情報
:
16cm,391p

内容詳細

ようやく授かった我が子・お拾にすべてを譲り渡したい…太閤秀吉は、実の甥である関白秀次を疎ましく思い始めていた。危機感を抱いた秀次の側近・木村常陸介は、大盗賊・石川五右衛門に太閤の暗殺を依頼した!迎え撃つ石田三成と前田玄以の秘策とは?本格時代小説にして本格ミステリー。戦慄のラストに驚愕必至の、日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

【著者紹介】
岡田秀文 : 1963年東京生まれ。明治大学農学部卒業。’99年「見知らぬ侍」で、第21回小説推理新人賞を受賞。2002年には、『太閤暗殺』で第5回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。時代小説ファン、ミステリーファンともに引きつける、その並々ならぬ手腕には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たこやき さん

    前後半で別の作品のように感じる。前半は、秀吉の後継者争いを巡っての前田玄以と木村常陸介の鍔迫り合い。足軽から天下人へ駆け上がった秀吉の急成長と、その影などを感じさせる。そして、後半は、その秀吉暗殺に動く石川五右衛門と、それを捉えようとする前田、石田三成の対決。一転して後半は、派手なアクション映画のような展開。カラーの違いへの戸惑いは感じつつも、娯楽作品として最後まで飽きさせないで読ませるのは◎。

  • 貴族。正確には伯爵だ さん

    非常に珍しい主人公(だとワタシは思ってます)前田玄以 vs 木村常陸介という渋すぎる人選の序盤のじめじめした対決、後半の実行犯である五右衛門一味 vs いけすかないキャリア刑事的存在の石田三成による腹黒い対決どちらも面白い。島左近にゃんも少ない出番ながら実にらしい豪将っぷりを披露。そして・・・いやいやいやいやこっから先は言われへん(黙)

  • lovedino さん

    おもしろかった!最高のどんでん返し!いやいや。名作。大作。絶対読んで!

  • s さん

    紀里谷和明は石川五右衛門で映画撮りたいんならこれ原作にすればよかったんじゃないの? ぜひお金と技術に糸目を付けない映像作品として観てみたいけど 映像にしてしまうと最後のどんでん返しがきれいにオチとしてはまらなくなってしまうので難しいかな・・・

  • Steppenwolf さん

    本書の舞台がそのまま私の生まれ育ち住んでいるところなので評価が甘くなっているかもしれない。太閤を暗殺するという大計画に,その実行者が石川五右衛門を当てている。そして実行の場面から五右衛門の牢抜けのトリックや二転三転する謀略とどんでん返しの連続である。映画で見たフォーサイス「ジャッカルの日」とも比肩すべき作品だと思う。私の手にしたものは初版のままであった。もっと読まれてもいい作品だと思う。

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人物・団体紹介

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岡田秀文

1963年東京生まれ。明治大学卒業。’99年「見知らぬ侍」で第21回小説推理新人賞を受賞、2001年『本能寺六夜物語』で単行本デビュー。’02年『太閤暗殺』で第5回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。’15年『黒龍荘の惨劇』で第15回本格ミステリ大賞、第68回日本推理作家協会賞の候補に。歴史小説と本

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