基本情報
商品説明
内容詳細
音楽の聴き方は、誰に言われるまでもなく全く自由だ。しかし、誰かからの影響や何らかの傾向なしに聴くこともまた不可能である。それならば、自分はどんな聴き方をしているのかについて自覚的になってみようというのが、本書の狙いである。聴き方の「型」を知り、自分の感じたことを言葉にしてみるだけで、どれほど世界が広がって見えることか。規則なき規則を考えるためにはどうすればよいかの道筋を示す。
目次 : 第1章 音楽と共鳴するとき―「内なる図書館」を作る(音楽の生理的次元/ 相性のメカニズム ほか)/ 第2章 音楽を語る言葉を探す―神学修辞から「わざ言語」へ(「鳴り響く沈黙」とドイツ・ロマン派の音楽観/ 神の代理人としての音楽批評 ほか)/ 第3章 音楽を読む―言語としての音楽(「音楽の正しい朗読法」―一八世紀の演奏美学/ 音楽/言語の分節規則 ほか)/ 第4章 音楽はポータブルか?―複文化の中で音楽を聴く(再生技術史としての音楽史/ 演奏家を信じない作曲家たち ほか)/ 第5章 アマチュアの権利―してみなければ分からない(音楽は社会が作る/音楽が社会を作る?―パウル・ベッカーのテーゼ/ 音楽は政治的にうさんくさい?―「感動させる音楽」の恐怖 ほか)
【著者紹介】
岡田暁生 : 1960年(昭和35年)、京都市に生まれる。大阪大学大学院博士課程単位取得退学。大阪大学文学部助手、神戸大学発達科学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所准教授。文学博士。著書に『オペラの運命』(中公新書・サントリー学芸賞)、『ピアニストになりたい!』(春秋社・芸術選奨文部科学大臣新人賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
投稿日:2021/07/01 (木)
投稿日:2021/04/18 (日)
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読了日:2019/06/28
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読了日:2017/11/16
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読了日:2023/10/20
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人物・団体紹介
岡田暁生
1960年、京都市生まれ。音楽学者。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学人文科学研究所教授。『オペラの運命』でサントリー学芸賞、『ピアニストになりたい!』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『音楽の聴き方』で吉田秀和賞、『音楽の危機』で小林秀雄賞受賞
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