モーツァルトのオペラ 「愛」の発見 講談社学術文庫

岡田暁生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065308882
ISBN 10 : 4065308887
フォーマット
出版社
発行年月
2023年02月
日本
追加情報
:
288p;15

内容詳細

重厚なベートーヴェンやマーラーに比べ、軽妙洒脱・癒やし音楽の旗手と捉えられがちなモーツァルト。しかしその美しい旋律の陰には、残酷な仕掛けがいくつも潜んでいた―。“後宮からの逃走”〜“魔笛”に至る喜劇オペラの比較と恋愛描写の変遷を、熱狂的モーツァルティアンである著者が、細部に亘って吟味・考察。既存の論評を鮮やかに覆す、画期の書!

目次 : 第1章 モーツァルトとオペラ史における愛の発見/ 第2章 愛の勝利―“後宮からの逃走”と青春の輝かしき錯覚/ 第3章 「昔はあんなに愛し合っていたのに」―“フィガロの結婚”と喜劇の臨界点/ 第4章 悪人は恋人たちの救世主―“ドン・ジョヴァンニ”と壊れた世界/ 第5章 臍をかんで大人になる?―“コシ・ファン・トゥッテ”と男女の化学結合/ 第6章 清く正しく美しく―“魔笛”と市民社会のイデオロギー

【著者紹介】
岡田暁生 : 1960年京都生まれ。大阪大学大学院博士課程単位取得満期退学、京都大学人文科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひでお さん

    モーツァルトのオペラ・ブッファを社会的・歴史的・音楽的に様々な観点から解説されています。タイトルにあるように、「後宮」「フィガロ」「ドン・ジョヴァンニ」「コシ」「魔笛」の構造を「愛」というキーワードで結びつけていますが、私はいままで「魔笛」を愛の物語だと思ったことはありませんでした。たしかにタミーノとパミーナは結ばれるわけですけども。しかし岡田先生の説明を読むと、たしかに愛であり、さらに広がって身分や立場を超えた社会的な愛につながっているのかも・・しれないと納得しました。

  • bluelotus さん

    ★★☆☆☆ モーツァルトのオペラ作品の説明ではなく、他の作品や原作との比較のためむしろモーツァルト以外のことが詳しく説明されていた。

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人物・団体紹介

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岡田暁生

1960年、京都市生まれ。音楽学者。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。京都大学人文科学研究所教授。『オペラの運命』でサントリー学芸賞、『ピアニストになりたい!』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、『音楽の聴き方』で吉田秀和賞、『音楽の危機』で小林秀雄賞受賞

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