政治学者、PTA会長になる

岡田憲治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784620327303
ISBN 10 : 4620327301
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
277p 19cm(B6)

内容詳細

踏み込んだ先は「魔界」だった!理論もご高説も“役立たず”!?実践・街場の民主主義1000日の記録。

目次 : 第1章 手荒い歓迎(およそ半世紀ぶりの小学校に抱いたモヤモヤ/ 幸福な心の基盤と鳴り始める心の異音 ほか)/ 第2章 「変える」がもたらすもの(Xさんチームに呼び出される:「不安」攻撃/ 最初の正式宣言:PTAは生活の延長です ほか)/ 第3章 現場という偉大なる磁場(周到な準備が必要な懇親会/ PTA参入の障壁を下げる ほか)/ 第4章 自分たちで決めるということ(新しい校長と生き返った副校長/ 居たくて居る人たちと居ることの喜び ほか)/ 第5章 コロナ禍になって見えたこと(いきなる学びの場を奪われた:一斉休校/ 委員会は要らない?:「この指とまれ!」方式 ほか)

【著者紹介】
岡田憲治 : 1962年東京生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了。専修大学法学部教授。専攻は政治学。とりわけ民主主義の社会的諸条件に注目し、現代日本の言語・教育・スポーツ等をめぐる状況に関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    タイトルを見た時、これは、民主主義の専門家である大学教授が、組織の前近代性や父兄・教師たちの独善性など、PTAが如何に非民主的な存在であるかを目の当たりにした経験を面白おかしく綴ったものかと想像したが、少し違う。確かに、著者は、改革を嫌い前例踏襲に腐心するPTAの実態に驚くが、それを論理的に批判するのではなく、先人への配慮や「ちゃんとしなきゃ」という不安と闘いながら必死に頑張っているお母さんたちの苦悩を見抜いている。彼女たちの気持ちを掬い取り、自ら率先して改革を目指し奮闘する著者の姿が、とても頼もしい。

  • Ikutan さん

    選考委員に何度も説得されてPTAの役員になった友人の話や、授業参観の後の各委員や正副委員長を決めるときの緊張感を思い出した。20年も前ですが、今もあまり変わっていないことにびっくり。確かに今までのやり方を変えるって難しいですね。でも、今は両親共にフルタイム·ワーカーの家庭もどんどん増えているし、岡田さんの考えはもっともで、誰もがこんな改革を望んでいると思う。少し文章が読みにくかったけれど、三年間のPTA会長の経験をまとめた内容は興味深く、特に、最後のPTA「思いだそう、十のこと」は説得力がありました。

  • もりくに さん

    数十年前、夫婦共働きで子供のPTAが回って来た時、当然のごとく(?)妻が引き受けてくれた。当時は当然と思ったが、東京五輪時の「森やめろ 風呂は沸いたか 飯まだか」気分だった、今思えば。その行事やら会議の苦情を聞かされ、最後に必ず「一年、我慢すればいいことだから」とあきらめ気味に言ったことを、今はっきりと思いだした。ただこの本は、そういった問題意識(?)からではなく、私の主治医の推薦。とても素敵な女性医師で、診療は的確で大いに信頼しているうえに、病院一の売れっ子なのに、老人の無駄話にも付き合ってくれる。→

  • ナミのママ さん

    笑った〜!47歳で父になった著者が世田谷区の公立小学校でPTA会長になる。コロナ禍も含めて2021年3月までの3年間の記録。自慢話でも成功体験記でもない。『「魔界」で近づくところじゃないと思っていた』PTA。まさにそのとおり!読んでいてもあぜんとするしきたりや慣例だの、それに正論で正面から切り崩しに挑む前半。ところがそうはいかない。もう痛快。一年、二年…周囲の移動や著者の「学習」で少しずつ変わっていく。読み終わればしっかりとした民主主義を学習した気分。一気読みでした。

  • tetsubun1000mg さん

    いやあ面白かった。 現役の専修大学法学部教授で専攻は政治学。 私がPTAの会合に出席したのは一度だけでしたが、それはそれは息苦しかった。 奥さんから「絶対役員を引き受けないで!」と言われていたのでひたすら話を聞いていたのだが、この本の中と同じような状況の集会でした。 3年間のPTA会長職の間によくこれだけ変えていったものだと感心しました。 更にリーダーとして先導して改革を進めようとしたが、仲間の助言もあり旧守派の会員や元役員の意見を良く聴いて効率一辺倒ではなく理由のあるものは残すと決めたのも良かった。

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