岡潔対談集 朝日文庫

岡潔

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022620507
ISBN 10 : 4022620501
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
209p;15

内容詳細

司馬遼太郎、井上靖、時実利彦、山本健吉―まさに談論風発、「こころ」を軸に、歴史から文学、大脳生理学、俳諧まで。各界の「知の巨人」たちと深く語り合った博覧強記の数学者による初の対談集、ここに成る。岡潔の思想の真髄を語った講演「こころと国語」を巻末に付す。

目次 : 萌え騰るもの(司馬遼太郎×岡潔)/ 美へのいざない(井上靖×岡潔)/ 人間に還れ(時実利彦×岡潔)/ 連句芸術(山本健吉×岡潔)/ 講演 こころと国語(岡潔)

【著者紹介】
岡潔 : 1901年大阪生まれ。25年京都帝国大学理学部数学科卒業。京都帝国大学、広島文理科大学、北海道帝国大学、奈良女子大学などにて教鞭を執る。54年、「多変数函数論の研究」で朝日文化賞、60年文化勲章受章。78年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    司馬遼太郎/井上靖/時実利彦/山本健吉各氏との四つの対談と「こころと国語」という講演が掲載。岡潔先生の思想を象徴するキーワードが頻出する:第二のこころ、情的にわかる、前頭葉と頭頂葉、西洋と東洋、大円鏡智、妙観察智、道元禅師、松尾芭蕉、西田幾多郎、山崎弁栄上人…。でも、対談は、どうも嚙み合わない(特に司馬さん)。岡先生が自説を滔々と述べ、偉大な先生に忖度して対談者が相槌を打つと、すかさず岡先生が否定するという卓袱台返しが何度も繰り返されるのが面白い。場の空気を斟酌しない先生の規格外の魅力が、伝わってくる。

  • kazuさん さん

    第一の心は大脳前頭葉にあり、私というものを入れ、意識しないと動かない。第二の心は大脳頭頂葉にあり、私を入れなくても動く。意識は介さない。この心には時間も空間もない。日本人は第二の心を大切にしないとならない。明治維新後、西洋思想を取り入れてから、日本人は第二の心をなくしつつある。仏教は第二の心が真の自分 (真我) だと言っている。その第二の心は、道元の歌「春は花夏ほととぎす秋は月冬雪さえて冷しかりけり」や松尾芭蕉の俳句によって理解が可能であると説明する。

  • しーふぉ さん

    数学者でありながらエッセイも評判高い岡潔の対談集。司馬遼太郎や井上靖などとの対談だが、幅広い知識を持っていることに驚き。時代のせいかマンガについてや子育ては女性の仕事みたいな発言は違和感を覚えるかも。

  • ひなぎく ゆうこ さん

    ★★★★☆ 落ち着いてもう一度読みたい。

  • ハチ さん

    今回は岡潔オイルかなり薄目。しかもフランクでフレンドリー。美について、日本について、人間についてゆっくりと紡いでいてほっこりした気分になった。ただ油断はできない。やはり道元禅師も情緒も出てくるし、神隠し、わるいときなど妙なる味わいが新たに加わり、興味深く読んだ。

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