弥生集落像の原点を見直す・登呂遺跡 シリーズ「遺跡を学ぶ」

岡村渉

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784787713391
ISBN 10 : 4787713396
フォーマット
出版社
発行年月
2014年12月
日本
追加情報
:
93p;21

内容詳細

近年、弥生時代の集落というと、吉野ヶ里遺跡のような大環濠と巨大建物の・クニ・がイメージされやすいが、住居と水田が一体となってみつかった登呂遺跡の重要性に変わりはない。二〇〇〇年前後に実施された再発掘をふまえ、弥生集落像をあらためて問い直す。

「弥生時代の集落イメージは、戦後間もない登呂遺跡の調査で導きだされた集落イメージから巨大環濠集落のイメージに移っていった。しかし、登呂ムラは、弥生時代後期の拠点集落の平均的姿をあらわしており、現在でも、弥生時代の集落イメージを代表しているのである。」

[著者紹介]
岡村 渉(おかむら・わたる)
1962年、静岡県藤枝市生まれ。
1985年、國學院大學文学部史学科卒業。
現在、静岡市役所文化財課。
主要著作 「駿河湾沿岸における弥生時代後期の集落景観」(『2005年度共同研究成果報告書』19大阪府文化財センター)、「弥生集落の様相・静清平野 登呂遺跡」(『弥生時代の考古学8 集落からよむ弥生社会』同成社)、「登呂遺跡水田跡の土層」(『静岡市立登呂博物館館報』1、静岡市立登呂博物館)、「静岡県登呂遺跡の再発掘調査」(『日本考古学』第13号、日本考古学協会)ほか。

【著者紹介】
岡村渉 : 1962年、静岡県藤枝市生まれ。1985年、國學院大學文学部史学科卒業。現在、静岡市役所文化財課(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 月をみるもの さん

    九州の吉野ヶ里、奈良の唐古・鍵と比べた時に登呂はどんな特色を持つのか。まさに「原点を見直す」のに好適なのが本書 https://twitter.com/bamboo4031/status/1655491471167070209

  • うしうし さん

    戦後間もない時期に行われた登呂遺跡の「平地式住居」といわれる写真を以前見て知っていたが、この時はまだ住居がどのような構造であったのか全くわからなかった。この本の図版(p34)で、通常の竪穴住居と異なる構造が理解でき、これまでの疑問が氷解した。東名高速建設やその後の再調査で、水田域の広がりが判明し、住居跡床面に残っていた木材が屋根の部材ではなく壁際の羽目板とわかり、さらに「祭殿」と推定される独立棟持柱を持つ大型掘建柱建物も検出された。調査の進展とそれにかかわる関係者の熱意には、頭が下がる想いである。

  • 榊原 香織 さん

    静岡の(私は静岡住み)

  • えひめみかん さん

    訪れたのは2015年だったか。住居を盛土の上に建てていること、緻密な水田管理に驚きました。

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岡村渉

1962年、静岡県藤枝市生まれ。1985年、國學院大學文学部史学科卒業。現在、静岡市役所文化財課(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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