哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで

岡本裕一朗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163913254
ISBN 10 : 4163913254
フォーマット
出版社
発行年月
2021年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;21

内容詳細

人文科学の最先端が解き明かす文明の“結末”。サピエンスの誕生から石器/言語の発明、印刷術、デジタル経済圏まで。

目次 : 第1部 なぜ21世紀の哲学者は「テクノロジー」について考えるのか―終焉へ向かうホモ・サピエンスとメディア(「21世紀の資本主義」の哲学―メディアの終わりと世界の行方/ 「人類史」を世界の哲学者が問う理由―ホモ・サピエンスはなぜ終わるのか?)/ 第2部 人類史の起源と「メディア」の誕生―「出アフリカ」とホモ・サピエンス(私たちはどこから来たのか―ホモ・サピエンスの始まり)/ 第3部 「文字」と爆発的進化―哲学の起源とその謎(ギリシア哲学と「最大の謎」―「文字」の誕生/ キリスト教はなぜ世界最大宗教になったのか―中世メディア革命と「書物」/ 「国民国家」はいかに生まれたか―活版印刷術と哲学の大転回)/ 第4部 技術メディアの時代へ―マス・メディアの世紀(「無意識」の発見と近代の終わり―マルクス、ニーチェ、フロイト/ 20世紀、メディアが「大衆社会」を生んだ―マスメディアの哲学)

【著者紹介】
岡本裕一朗 : 1954年、福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。玉川大学名誉教授。専門は西洋近現代思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆう さん

    生物として他の存在に圧倒的に劣る存在である人類が、その弱さを補う能力として、生存のために発展させる必要があった能力を「メディア」という概念に重ね合わせ、人類の始まりから終わりまでを見通す視点を提示するという試み。中世まではたいへん面白く読め、ことに言語の始原を絵画ではなくトークンという会計帳簿(?)に求める、トークン仮説はとてもインパクトがある。近代以降も各論は難しいながらも面白く読めたのだけれど、中世までの見通しとそれらがどのように繋がっているのかがよく理解できず、最初のインパクトがややバラバラになって

  • 羊山羊 さん

    この本「哲学と技術」って改題した方が絶対いい。人類史とその中での技術と哲学のかかわりを古代、古代ギリシア・ローマ、中世、近代、現代と述べてゆく。着眼点が凄く面白くていい所をついている。技術と哲学を複合的に観察しながら見る視点は未来視の助けになる。ただ、もう少し紙幅があっても良かったかなと思う。本著の中のテーマの量、しっかりやろうとしたらまぁまぁ大著になりそう。

  • ta_chanko さん

    メディア(自己拡張技術)の発展と、哲学・思想の変遷を大胆に関連づけた斬新な一冊。音声(会話・伝承・神話)・絵画(ラスコーなど)→文字(手書き)→文字(印刷)→アナログ技術(電話・映画・ラジオ・テレビなど)→デジタル技術(インターネットなどコンピューターネットワーク)というメディアの発展が、人々の考え方や社会の在り方に革命的な変化を及ぼしてきた。社会秩序の変遷は、近代以前「排除と追放」→近代「規律と訓練」→ポスト近代「分散と管理」へ。

  • タカナとダイアローグ さん

    メディアは人間の拡張である論理から、メディアが人間のありようを決定づける(キットラー)ということ。言語論的展開の先にメディア(音声・文字・画像・映像)があり、その先はニューロサイエンスがくるのか。文字を理解するときは意識が働くが、音声を聞くとき映像を眺めているときは意識が働かないことから、無意識が発見されたのではないかというのは初めての知見。マトリックスみたいに武術データをダウンロードできるようになったとき、メディアはどうなるのか。消滅?脳に意味を書き込めれば言葉もいらないし…著者のポッドキャストもきく

  • Go Extreme さん

    なぜテクノロジーについて考えるのか:終焉へ向かうホモ・サピエンスとメディア 21世紀の資本主義の哲学:メディアの終わりと世界の行方 人類史を問う理由:ホモ・サピエンスはなぜ終わる 人類史の起源とメディア誕生:出アフリカとホモ・サピエンス どこから来たのか:ホモ・サピエンスのはじまり 文字と爆発的進化:哲学の起源と謎 ギリシア哲学と謎 キリスト教はなぜ世界最大宗教になったか 活版印刷術と哲学の大転回 技術メディアの時代へ:マスメディアの世紀 無意識の発見と近代の人間 20世紀、メディアが生んだ大衆社会の哲学

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