半七捕物帳 江戸探偵怪異譚 新潮文庫nex

岡本綺堂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101801735
ISBN 10 : 4101801738
フォーマット
出版社
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
261p;16

内容詳細

彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった―。雪達磨の中から発見された死体。通行人を無差別に殺し続ける“槍突き”。江戸の難事件に立ち向かうは、神田三河町に居を構える岡っ引・半七。殺人、怪異、怪談。彼の推理はすべての不可思議に真実の光を当てる。今なお古びない捕物帳の嚆矢にして、和製探偵小説の幕開け。全六十九編の中から宮部みゆきが選んだ傑作集。

【著者紹介】
岡本綺堂 : 1872‐1939。東京生れ。元御家人の英国公使館書記を父として生まれる。新聞記者として働きながら戯曲の執筆を始め、1911(明治44)年、『修禅寺物語』が出世作となる。他に『鳥辺山心中』『番町皿屋敷』など、生涯に196篇の戯曲を残す。コナン・ドイル「シャーロック・ホームズ」シリーズに着想を得て執筆を開始した「半七捕物帳」は、後の「捕物帳」の嚆矢となり、多くの作家に影響を与えた

宮部みゆき : 1960(昭和35)年、東京生れ。’87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’89(平成元)年『魔術はささやく』で日本推理サスペンス大賞を受賞。’92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞、『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞を受賞。’93年『火車』で山本周五郎賞を受賞。’99年には『理由』で直木賞を受賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、’02年には司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    図書館の新刊コーナーで見つけて、宮部みゆきセレクトなので読みました。100年程前に書かれた割には古臭さを感じずサラリと読みました。但し、あまり半七捕物帳の世界観には入り込めませんでした。オススメは、『槍突き』&『津の国屋』です。

  • sin さん

    日常ならざる犯罪の傍らに、江戸庶民の営みが見えてくる。そのうえ綺堂の文章のなんとキリッと男前な歯切れの良いことか、改めて惚れ惚れとしながら読んだ。編者の作品のセレクトも良い、良いのだが敢えて言わして貰うと副題の“江戸探偵怪異譚”とあるのは外連味が過ぎていただけない。ましてや少女漫画誌の様な表紙で出版社の“売りたい”が興を削ぐ…とは云っても、これで綺堂の読者の層が拡がれば御の字である。

  • papako さん

    ずっと気になっていた岡本綺堂作品。どれを読めばいいのかわからなかったので、宮部みゆき選のこちらを。100年も前に書かれたとは思えない。今の推理小説の面白さの原点を見た気がします。ただ収録の『槍突き』でひっかかってしまい、後半時間がかかりました。怪奇現象か?と思われる事件にも、しっかり答えが用意されていた。傑作選なので、いろんなタイプのお話があり楽しめました。

  • みつ さん

    作者岡本綺堂は、生没年とも泉鏡花とほぼ重なる。宮部みゆき編のこの一冊は、「江戸探偵怪異譚」とあるが、解決は合理的なものとなるのが「探偵」の登場する捕物帳らしく、そこが鏡花との違い(もちろん読みやすさも)。「わたし」が日清戦争も終わりを告げた頃(p59)江戸の岡っ引きだった半七老人(この頃70歳過ぎ)の回想を聴くという形で物語は進む。事件の舞台は、文久、元治、慶応の頃というから明治維新も目前であるが、その気配もない江戸市中の物語に怪異現象がよく似合う。集中文化文政及び弘化の頃の二作では、半七は主役ではない。

  • 樋口佳之 さん

    ん〜。巻末で編集部が注記しているにしても、面白いアイデアとか展開が、一瞬でどこかに吹っ飛んでしまいそうな現代では全くもって不適切な語句や表現が結構な頻度で出てくるところが、何とも惜しいなあと読み終えました。

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岡本綺堂

1872(明治5)年、元幕臣で英国公使館勤務の岡本純(維新前は敬之助)の長男・敬二として東京高輪に生まれる。幼少より漢詩、英語、演劇の素養を身につけ、19歳で東京日日新聞に入社、ほどなく狂綺堂と号し、劇評の筆を執る。1891年に同紙に小説「高松城」を連載、’96年には初の戯曲「紫宸殿」を発表。以後、

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