世界怪談名作集 信号手・貸家ほか五篇 河出文庫

岡本綺堂

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309467696
ISBN 10 : 4309467695
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
追加情報
:
300p;15

内容詳細

「半七捕物帳」で知られる岡本綺堂は、古今東西の怪奇小説にも造詣が深く、怪談の名手としても知られた。そんな著者が欧米の作品を中心に自ら厳選し、翻訳。いまだに数多くの作家に影響を与え続ける大家による、不思議でゾッとする名作怪談アンソロジー。リットン、プーシキン、ビヤース、ゴーチェ、ディッケンズ、デフォー、ホーソーンを収録。

【著者紹介】
岡本綺堂 : 1872年生れ。本名敬二。旧御家人を父として東京に生まれる。東京府中学校卒業後、東京日日新聞に入社。記者のかたわら戯曲を書き、『修禅寺物語』『番町皿屋敷』などの名作を発表。捕物帳の嚆矢“半七捕物帳”シリーズで人気を博した。1939年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 翠埜もぐら さん

    別の方の訳でほぼ既読の小説ばかりでしたが、なんせ翻訳があの岡本綺堂様。これは手に入れなくて何とする。と言う訳で楽しみました。改めて岡本綺堂氏の文体はとても品が良いのだなと思った次第で。そして古さを感じない。解説の木村敦氏は綺堂氏よりだいぶ年が若いはずなのに、解説の文体の方が古めかしさを感じてしまいました。そしてディケンズの「信号手」は他のアンソロジーにも良く入っていますが、なぜそんなに好まれるのか不思議でした。でも今作はとても読み易くわかりやすく、その不気味さ、切なさが良く判って納得しました。

  • Ribes triste さん

    岡本綺堂翻訳の名調子を楽しむ怪談集。選び出された短編も名作ぞろいです。はじめて読んだのは小学生の頃でした。再び手にとって読めたのが嬉しい。

  • qoop さん

    岡本綺堂の編訳ということで、なるほど綺堂の怪奇短編を思わせる読み心地を得たような印象。文章だけでなく、綺堂への海外文学の影響のほどを知るような好企画と感じた。そうした視点で改めて〈スペードの女王〉〈信号手〉などを読むと、新鮮というか腑に落ちる感覚も得た。

  • 春風 さん

    岡本綺堂の手による編訳『世界怪談名作集 上』の改題復刊。Ghost storyにとどまらず、「奇談」のような作品も織り交ぜて編まれており、綺堂のアンソロジストとしての手並みも堪能できる。綺堂の訳述は平仮名が多い。現代の翻訳家に比べても遥かに漢字が少ないので、出版当時においてはなお漢字の少なさが目立ったのではないか。漢字が少ないというのは一見リーダビリティが高いが、当時とは語法が変わっているものも多く、小説への没入感には欠けるものがあった。この文体が読者に共鳴するか否かが、本書を楽しめるかの鍵か。

  • かねこそうみ さん

    怪談というか奇談、怪奇小説というかんじだったな。全体的に文体が古めで読みづらい!翻訳されたのが昔だからしかたないけど、読むのにかなり時間がかかってしまった。人間ではない美しい女に惑わされる話が二つ入っててちょっと笑った。趣味かな。クラリモンドもラッパチーニの娘も好きだった。あとは信号手かな。少し先の不可避な未来が見える、ありきたりっちゃありきたりホラーだけど時代がかった口調も相まってぞっとした。

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岡本綺堂

1872(明治5)年、元幕臣で英国公使館勤務の岡本純(維新前は敬之助)の長男・敬二として東京高輪に生まれる。幼少より漢詩、英語、演劇の素養を身につけ、19歳で東京日日新聞に入社、ほどなく狂綺堂と号し、劇評の筆を執る。1891年に同紙に小説「高松城」を連載、’96年には初の戯曲「紫宸殿」を発表。以後、

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