瞬間を永遠とするこころざし 私の履歴書

岡井隆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532167042
ISBN 10 : 4532167043
フォーマット
発行年月
2009年07月
日本
追加情報
:
20cm,195p

内容詳細

現代日本を代表する歌人による待望の自伝エッセイ集。丁寧に選び取られた言葉で、自らの生の来し方に深く沈潜することで、日経読者に静かな感動を与えた「私の履歴書」に大幅加筆。まさに名文を味わい尽くす1冊。

【著者紹介】
岡井隆 : 1928年名古屋市生まれ。18歳で「アララギ」に入会、慶應義塾大学医学部在学中に、編集・発行人を務める歌誌「未来」創刊に参画。83年『禁忌と好色』で迢空賞、90年『新和力』で齋藤茂吉短歌文学賞、95年『岡井隆コレクション』で現代短歌大賞、99年『ウランと白鳥』で詩歌文学館賞、2005年『馴鹿時代今か来向かふ』で読売文学賞、07年『岡井隆全歌集』を始めとする全業績が藤村記念歴程賞、09年『ネフスキイ』で小野市詩歌文学賞、を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • りぃ さん

    繰り返し、戦争のこと―戦争そのものというよりはそれによって生活が大いに変わったこと―が語られているのも印象に残ったが、それ以上に印象に残ったのは、次の言葉だ。「工場労働者も農民も教師も家事労働者も同じことだが、しっかり生活して、その生活を材料として歌を作ることがごく普通の考え方だったのである」(p52)

  • foxhanger さん

    前半は日経新聞「私の履歴書」。後半はエッセイと日経新聞短歌欄の秀作。この中の「原子核エネルギーの歌」の章が今読むと複雑な感じ。ここに載った氏の短歌を二首紹介します。 亡ぶなら核のもとにてわれ死なむ人智はそこに暗くこごれば プルトニウムの昧爽(よあけ)よ来よと思ひけむ希(ねが)ひけむされど人智さびしき

  • カミヤイン さん

    エッセーも流石だ。

  • tetekoguma さん

    歌人岡井隆さんの日経新聞「私の履歴書」の連載と関連するエッセイが収められています。前衛歌人として“巨人”とも言える文化人ですが語り口は謙虚で淡々としています。お父様も結社に参加し短歌をされていたとのことですが大量の歌集が家にあったことが短歌を始めるきっかけになったとのこと。偉大な歌人を生み出した環境も垣間見ることができました。短歌だけではなく俳句の世界にも入るなど既存の枠組みにとらわれないその活動の様子もわかります。

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人物・団体紹介

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岡井隆

1928年名古屋市生まれ。1945年17歳で短歌を始める。翌年「アララギ」入会。1951年現在編集・発行人をつとめる「未来」創刊に加わる。1983年歌集『禁忌と好色』により迢空賞を受賞。2010年詩集『注解する者』により高見順賞を受賞。『詩の点滅』など歌集、評論集多数。1993年より宮中歌会始選者を

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