関東戦国全史 関東から始まった戦国150年戦争 歴史新書y

山田邦明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784800315373
ISBN 10 : 4800315379
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
199p;18

内容詳細

戦国時代の幕開けは、関東から始まった。戦国時代の醍醐味は、戦国大名が勢力範囲を広げて成長してゆく中で、ライバルたちと繰り広げる「戦いの様相」にある。最終的に戦国の覇者となったのは信長・秀吉・家康だが、天下統一に至るまでには、さまざまな「可能性」があった。その可能性を、地域ごとにリアルに追体験できるのがこのシリーズ。「享徳の乱」→「応仁の乱」に始まる戦国時代。「関東の覇者」を目指して北条氏、上杉氏、佐竹氏、長尾氏、里見氏、宇都宮氏……「群雄」がしのぎを削り、天下人・秀吉の「関東攻め」でエンディングを迎える「150年の物語」が動き出す。物語の軸となるのは、「〇〇の乱」「〇〇合戦」といった戦国合戦。戦国時代の最新の研究を盛り込みつつ、関東の戦国時代を物語として「一気読み」できる本。

【著者紹介】
山田邦明 : 1957年新潟県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。博士(文学/東京大学)。日本中世史専攻。愛知大学教授。室町・戦国時代を主な研究フィールドとし、当時の史料から社会の仕組みや人々の動きを読み解いてゆく(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • きいち さん

    剛腕の200頁。◇関東足利VS上杉の享徳の乱から北条VS反北条の戦国末期まで、プレーヤーがんがん入れ替わりながら「明日はどっちだ」を繰り返した150年を淡々と記述する。◇宇都宮、小山や小田、千葉といった中堅どころが生き残りを目指してくっついたり離れたり内紛したり、いやはや、この時代に生まれなくてよかった。◇次第に、稀有なことに親子仲もよく一族まとまってる北条を応援したくなる。謙信や信玄の横槍もあるけれど、強いのに制覇しきれなかったのは鏖殺や謀殺的なことをしなかったからなのかな?その「甘さ」に好感を抱いた。

  • スー さん

    153関東公方VS関東管領、山内上杉始まり扇谷上杉、上杉VS北条そして北条VS豊臣の戦いを時代別・地域別に分けて分かりやすく読めるように書いてあります。関東の内紛が越後・甲斐・駿河を巻き込み最後は織田・豊臣・徳川と拡大しその度に勢力図はダイナミックに変化していく。ひとつ判断を誤れば家を亡ぼす過酷なサバイバル戦の凄さは不死鳥小田氏治さんが謙信・佐竹・結城・北条と戦ってる事で分かると思う。こうやって見ると小田氏治はよく生き延びたなぁ、何だかんだで凄い人だった。

  • roatsu さん

    東国の戦国史理解に好適。新書の分量と読みやすさながらこの充実ぶりはすごい。動乱150年を四区分し、活躍した勢力とその主な活動地域を6節に分けて解説し、大大名からの視点のみではわからない、多くの国衆が存在感を示しつつ割拠した複雑な同時代の事情を浮かび上がらせる。勢力の大小を問わず、まずは御家存続と権益伸長が絶対であり、敵の敵は味方、昨日の敵は今日の友を地で行く真剣な立ち回りが印象深い。騒乱の発端となった公方と管領という政治権力内の相克は、時代を経ても変わらない人間の本質を見せている。次第に陳腐化しつつもまず

  • coolflat さん

    1454年(享徳の乱)から1602年(佐竹氏、出羽への転封)まで、150年近くに及ぶ時代の関東の政治情勢を書いている。1454年、古河公方足利成氏が関東管領上杉憲忠を誅殺する事件が起き、翌年から足利氏と上杉氏の戦いが始まる。関東各地の大名や国衆は足利方と上杉方に分かれ、争いは長期化する。やがて古河公方と上杉氏は和睦するが、まもなく上杉氏の内部で戦いが始まり(山内家と扇谷家の戦い)、内乱状況は継続した。戦いは山内家の勝利に終わり、平和が訪れるが、まもなく古河公方家で内紛が起き、時代は戦国の様相を深めていく。

  • みこ さん

    前半の自分がよく知らなかった争乱についてが面白いのは言うに及ばず。後半に入り大河や既存の小説で描かれた時代がやや中だるみに感じたが、最終章の秀吉による北条攻めも北条視点で描かれているのが実に斬新だった。(のうぼうの城は北条視点とは言い難いだろう) 長尾景虎が上杉政虎になるのは主家乗っ取りにちかい行為だったこともそれ以前の上杉家と長尾家の関係から読み取れる。 ところで、応仁の乱が戦国時代の幕開けなんて誰が言い出したんだ?永享の乱の方がそれより早く始まって関東争乱の幕をしっかり開けているではないか。

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山田邦明

1957年、新潟県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、博士(文学、東京大学)。現在、愛知大学文学部教授。専攻=日本中世史。日本中世の政治や社会に広く目を向けるとともに、豊橋を含む地域の歴史を解明する作業も進めている。最近では、愛知大学特別重点研究「愛知大学等における歴史的建造物の調査・

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