誰も知らない印象派 娼婦の美術史

山田登世子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903500331
ISBN 10 : 4903500330
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
追加情報
:
108

内容詳細

印象派の絵には隠された秘密がある。ルノアール、モネ、マネ、ドガ…。一体、彼らは何を描き、何を描かなかったのか。風俗史の頁をめくりながら、その秘密を辿る。「ロビダの予言」などコラムも収録。

【著者紹介】
山田登世子 : 福岡県生まれ。フランス文学者。名古屋大学大学院博士課程修了。愛知淑徳大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • fu さん

    人の三大欲求は普遍的であり、その切り口で文化風俗をとらえるという視点がいい。印象派絵画の時代背景、19世紀半ばのパリの風俗がよくわかって面白い。水の風景に、ブルジョワジーは自身の思い出を投影して、画家のパトロンとなる。当時の人々が郊外デートの待ち合わせ場所に使ったというサン=ラザール駅は、私がパリに泊まった時のホテルがその駅の真ん前で、行きかう人々を窓から眺めて楽しんでいた。なんだか感慨深い。ひとつ惜しいのはタイトル。いっそ「ヤバい絵」にしたらよかったのでは? 中野京子さんの本が好きな人にお薦めしたい。

  • 更紗蝦 さん

    ルノワールやモネなどの印象派の画家が描いた絵を通して、当時のフランスの風俗を解説している本ですが、著者がフランス文学者なだけあって、モーパッサンやゾラなどのフランス文学の話もかなり出てきます。ディープにエロティシズムを追求している本ではないので、「性風俗を見ていく」というよりも「当世の恋愛事情を見ていく」という感じのスタンスです。セーヌ西郊は草一本ない不毛の地で、工場からの異臭が酷かったという話(30p)が意外でした。

  • yanyan さん

    ただ見ているだけでうっとりするような光と愛らしい女性たちの姿は印象派の大きな魅力。そこに描かれている人々はきっと優雅な階級の方々…と思いきや、そうではないことも多々あるらしい。頬を赤く染めた可憐な乙女が純潔な存在だと考えていたのは観賞する側の勝手な思い込みであり、男女の愛欲にまみれる一時を描いていると知ってもなお印象派の絵画は美しい。

  • viola さん

    あんまりないですよね?こういう本って。薄いし、カラーで絵も綺麗だし、大きい絵も多いし、なかなかいいのです。印象派ってあんまり好きではないんですが(ルネサンスとか、古いもののほうが好き)ルノワールはやっぱりいいなぁ♪♪ 「舟遊びの昼食」は一見のどかな風景に見えるけれど・・・・・実際は、描かれている女性たちは限りなく娼婦に近い存在であっただろうと著者は記しています。 オペラ『ラ・ボエーム』の原作『ボヘミア生活情景』っていうのを読んでみたくなりました〜。

  • さとこ さん

    カタカナ言葉が全てフランス語の徹底ぶりに、久々にフランス語の辞書をひきながら単語を確認。絵に触れるよりはフランス語に触れた感じ。印象派の画家が敢えて絵に描かなかったもの。印象派フィルターって怖い。

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