開城賭博

山田正紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334914257
ISBN 10 : 433491425X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
追加情報
:
280p;19

内容詳細

すべては人がやったことなのだ。より人らしく作り替えちまったって、いいじゃないか。饒舌に過去語りをするが、本当かどうか判然としない勝海舟。旅順特務機関の作戦における不在証明を偽装した満鉄の測量技師。戦時中、呉で「張込み」と「舞姫」が混ざったような案件にかかわった防諜専門員。明智光秀謀反の夜の、最後の食事。そして、武田残党の若者たちが請け負った、ご神木の大輸送計画―あったかなかったか知らねえが、あった方が面白え。軽妙にして痛快、異色の歴史小説集!

【著者紹介】
山田正紀 : 1950年、愛知県生まれ。1974年小説家デビュー。1975年、デビュー作『神狩り』で第6回星雲賞を受賞。以後、『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』『機神兵団』と計4回、同賞を受賞している。1977年、『神々の埋葬』で第4回角川小説賞を受賞。1982年、『最後の敵』で第3回日本SF大賞を受賞。2002年、『ミステリ・オペラ』で第2回本格ミステリ大賞と第55回日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリを中心に、冒険小説、時代小説など、多彩な作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • rosetta さん

    御大の短編集。タイトル作だけは『博奕のアンソロジー』で既読。「ミコライ事件」や「恋と、うどんの、本能寺」の様なユーモラスな作風は知らなかったので新鮮。「独立馬喰隊、西へ」なんかもアクションが派手で(ちょっとそれはどうかなぁwと言う部分も含めて)楽しめた。作者が後書きで楽しんで書いたと言っているがそうなんだろうなと思った

  • ひさか さん

    小説宝石2018年2月号開城賭博、19年12月号ミコライ事件、20年11月号防諜事件、5月号恋と,うどんの,本能寺、ジャーロ76号(21年5月)咸臨丸ベット・ディテクティブ、書き下ろし独立馬喰隊,西へ、の6つの時代小説短編を21年9月光文社から刊行。予想できる展開の話だが、開城賭博が最も面白かった。咸臨丸〜、ミコライ〜が次に面白い。恋と〜は、あとがきにあるように楽しんで書いたんだろうなと思える話だが、それが必ずしも興味を惹かれるかというのは別問題で、あまり楽しくなかったです。

  • 小太郎 さん

    久しぶりの山田正紀。いかにも彼らしい時代短編集、とはいっても昔よりはずいぶん大人しくなった感じです。ただどれもが楽しんで書いてる感じが読み手に伝わってきます。こんな軽い感じで書けるようになったのかと、昔「神狩り」や「弥勒戦争」をとても楽しみながら読んでいたころを思い出してしまいました。

  • サケ太 さん

    SFのイメージが強い作家による歴史短編。扱う時代もテーマも違う面白い作品たち。中でも『恋 と、うどん の、本能寺』、『独立馬喰隊、西へ』、『咸臨丸ベッド・ディテクティヴ』がお気に入り。

  • 本の蟲 さん

    異色の短編歴史小説集。「表題作」江戸無血開城に隠された、勝海舟と西郷隆盛の賭けとは? 「ミコライ事件」張作霖爆殺事件の反省から、関東軍特務機関員が編み出した時刻表トリック。「防諜専門家」父が残した日記から知る、戦艦武蔵建造にまつわる諜報戦。「恋と、うどんの、本能寺」光秀が食したのは三河うどんか讃岐うどんか。「独立馬喰隊、西へ」戦国の終わりに武田騎馬が駆け抜ける。「咸臨丸ベッド・ディテクティブ」船酔いでダウンの勝海舟を復活させた三つの謎とは? どれも奇想天外、でもあって欲しい歴史創作秘話といった趣 (続

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山田正紀

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で第3回日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で第2回本格ミステリ大賞、第55回日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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