灰色の柩 放浪探偵・呪師霊太郎 祥伝社文庫

山田正紀

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396347413
ISBN 10 : 4396347413
フォーマット
出版社
発行年月
2021年07月
日本
追加情報
:
331p;16

内容詳細

北原白秋のもとに、白霧と名乗る人物から脅迫状が届いた。さらに、同じものが担当編集・矢代夕子の本家にも届く。そこは福岡・柳河の造り酒屋で、家業を通じ北原家と交流があった。夕子は家督相続を話し合う親族会に参加するべく、父の代理で柳河へ赴く。すると、白秋の童謡『金魚』そのままに連続殺人が―謎の名探偵呪師霊太郎が白霧の正体と一族の因縁を暴く!

【著者紹介】
山田正紀 : 1950年、愛知県生まれ。74年、「神狩り」でデビュー、同作で第六回星雲賞日本短編部門を受賞する。82年、『最後の敵』で第三回日本SF大賞を、2002年、『ミステリ・オペラ』で第二回本格ミステリ大賞と第五五回日本推理作家協会賞をダブル受賞。SF、ミステリー、冒険小説、時代小説など幅広く活躍を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    母さん、歸らぬ、さびしいな。金魚を一匹突き殺す。柳川といえば白秋。白秋の詩は美しいものの、中に不穏なものを含んでいるものが多数あり「金魚」もその一つ。内容ゆえかミステリに使いやすいと見えて、見立て殺人にしたのは幾つか見るなあ。実在した白秋の友人と柳川の風物、そして戦前という時代が重なって流石の読み心地ではある。『人喰いの時代』に見られるような戦前の重さは無くなってるが。で見立て殺人というと何故それになぞらえたのかが問題だが、本書は見立てざるを得ない理由がしっかりしていて流石。手堅くまとまった一冊でした。

  • 無理矢理読書会@半田建設 さん

    柳川を舞台にしたミステリー小説で頭の中に景色が浮かび非常に理解し易かったと感じました。北原白秋の詩の内容に合わせ殺人が行われていくという内容でした。金田一耕助シリーズを読んだ人であれば誰もが、作者への影響を感じるのではないかと思えました。このような本は売れるのだろうか?

  • Jimmy さん

    かなりの旧作の改題・再販との事で、相変わらず文章が上手いのは当たり前で、スイスイと読めますが、どうもコクが無いと言おうか。この後の山田正紀はどんどん長大化し、どんどん訳が分からなくなっていきますが、この頃はまだコンパクトである意味ひなびた感じのオーソドックスな本格で、妙にしみじみとしてしまいました。

  • mao さん

    名探偵呪師霊太郎の名前に惹かれて購入!北原白秋の童謡「金魚」そのままに連続殺人が…。ほんと、ミステリーにぴったりですよね「金魚」!

  • 風鈴 さん

    所々に挿入される金魚がぞくっとします。横溝正史よりは、江戸川乱歩の妖しさの方がしっくり来ました。どちらも面白いですけどね。時代の切り取り方の違いかな。

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人物・団体紹介

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山田正紀

1950年生まれ。74年『神狩り』でデビュー。『地球・精神分析記録』『宝石泥棒』などで星雲賞、『最後の敵』で第3回日本SF大賞、『ミステリ・オペラ』で第2回本格ミステリ大賞、第55回日本推理作家協会賞を受賞。SF、本格ミステリ、時代小説など、多ジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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