嫌われ松子の一生 下 幻冬舎文庫

山田宗樹

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344405622
ISBN 10 : 4344405625
フォーマット
出版社
発行年月
2004年08月
日本
追加情報
:
16cm,389p

商品説明

30年前、中学教師だった松子はある事件で馘首され故郷から失踪する。そこから彼女の転落し続ける人生が始まった……。一人の女性の生涯を通し愛と人生の光と影を炙り出す感動ミステリ巨編。

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読書メーターレビュー

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  • 三代目 びあだいまおう さん

    松子さん、貴女の人生どうでした?いえ、他人から見てどうかではなく貴女自身がどう思ってるかです。確かに、貴女の人生不幸と転落の連続でした。でも、貴女は生真面目で努力家で手先も器用だから、風俗や美容師の世界でも1つの極めをなさいました。惨々な中にも生きている実感や意味を感じておられましたか?最後、ある方の誘いに発奮なさいましたね。犯人に思うことはありますか?救い?あるとすれば、骨を拾ってくれたのが弟だったこと、そして笙の自立と怒りの行動、そして彼の改心ですか?松子さん、あの世で人生どう思うの?聞かせて‼️🙇

  • ykmmr (^_^) さん

    下巻は、叔母(松子さん)の波瀾万丈な人生の中で、自分と向き合い、少しでも人生をより良いモノにしようという姿が描かれているが……。どうしてそうなるの?出会うオトコたちの悪さに、『運・運命』の問題もあるのかも知れないが、彼女の…「自分を思いやる事」・「指針が崩れやすい」事で、毎回色々とあってなんぼなのである。頭は良いのに、どうして…。と主人公と共に、叔母の有様を嘆いてしまう。主人公(甥)は叔母の関係者と、さらに接触を果たし、謎の教え子と叔母の関わりを熟知。感情を左右しながら成長し、自分の人生に向き合う。

  • かなっぺ さん

    松子は、生真面目で世間知らずで感情的で突発的な行動を臆することなく取ってしまう。 転落人生。運も無かったのか、男運も無かったのか、何もかも裏目裏目に出てしまう女の自業自得な哀しき寂しき人生。私の心に哀しく響く。松子本人はただひたすら一生懸命その場その場いきていた。例え転落人生だったとしても最後晩年は自分に貯金がありそれを崩しながらも独り自立していたではないか。男は離れていったけどジャンクフードを食べ酒浸りで、抜け殻のように仕事もせずにいたけど自活していたではないか。 立派に自分の人生を生きていたと思った。

  • うりぼう さん

    結局、松子は、嫌われてない一生だった。でも、嫌われていないことと幸せな一生を送ることは、全然違う。愛する人の心は、愛するが故に揺れ、想いが大きいほど振幅も大きい。友情の方が、安定感がある。松子は、友達は作れない人だった。明日香と笙の違いは、あずさと松子の違いか。でも普通の人は笙であり、松子なのだと思う。この中では、龍君が光る。松子が眩しい存在であるときは、激しく憎み、窮鳥となったときは、見事に守りきる。神の愛を知り、代わりに笙君を支える。松子は、課題を持ち越し、笙君の心に骨壷の音が響き、見える世界が変る。

  • 青葉麒麟 さん

    【松子】の男運の悪さは致命的だなぁ。あんな寂しい死に方は嫌だ(´Д`)

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人物・団体紹介

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山田宗樹

1965年、愛知県生まれ。98年、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』が大ベストセラーになった。13年、『百年法』で第66回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもので

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