何用あって月世界へ 山本夏彦名言集 文春文庫

山本夏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167352172
ISBN 10 : 4167352176
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,245p

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読書メーターレビュー

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  • 山上徹也そっくりおじさん・寺 さん

    私が2012年最初に読んだのは、この愛読書。ハタチの頃に出会って、山本夏彦の本はほぼ全部読んだ。最初はおじさん雑誌のコラムニストだと思っていたが、とんでもなかった。痺れる文章、深い絶望。若い自分にも凄い刺激だった。私もやはりダメの人だからだろうか。この名言集も時々ひもといていたが、久しぶりに通読。改めて刺激的な言葉の数々。辛口に見えるが、その裏側の切なさを感じて今なおたまらない。だからこそ励まされる言葉もまたある。人間って悲しい存在だ。『無想庵物語』をもう一度読みたくなった。

  • ネギっ子gen さん

    パンセや『侏儒の言葉』など、箴言的なものが好きだった。なので、名コラムニストで鳴らした山本夏彦氏のエッセイ集から、エッセンスを抜き出して編纂した本となれば、もう読むしかないと。書名は、『毒言独語』の、「何用あって月世界へ?――月はながめるものである」からの抜粋。この書名にしたこと、巻末に読者作成の「なつひこ はやわかり かるた」を掲載したところに、編者の腕の冴えを見た。胸を打った文章。「本というものは、晩めしの献立と同じで、読んで消化してしまえばいいものである」御説御尤も。然らば、これを書く行為は如何に。

  • 讃壽鐵朗 さん

    素晴らしい人を刺すコラム集だが、時々嫌になるほど真実に迫っている。

  • ゆたか さん

    再読。名言集はおしなべて、文脈を無視して一部だけを切り取っているから(性質上必ずそうなるのだが)好ましく思わない人もあろう。しかし、私はこの類の本は割と好きで、山本夏彦ならばなおさらである。私の物の考え方の一部は間違いなくこの人の影響を受けているはずである。世の中に対する皮肉・嘲笑・愛情そして諦めが絶妙な具合で、かつユーモア溢れる表現が好き。「意地悪と正義は結託する」(p.151)

  • アレカヤシ さん

    軽妙で面白いけど、これが名言?というのも多い。著者の、自己を含めた人間や、人の世に対する諦めが感じられて共鳴するところも多々あり。(生きもののなかで、植物は自分から出張しない。何年でも何百年でもじっと突っ立っている。移動して争うということがない。だから私は植物を最も尊敬している) (わが青春が暗かったのは何も戦争のせいではない。その証拠に、いまだに暗い) (身辺清潔の人は、何事もしない人である。出来ない人である) (人生は短く本は多い) (衣食足ると偽善を欲する) (生きているのは死ぬまでのひまつぶしだ)

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人物・団体紹介

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山本夏彦

大正4年東京生まれ。コラムニスト、作家。昭和14年『中央公論』に発表した翻訳「年を歴た鰐の話」が坂口安吾らの目にとまり、注目を浴びる。その後、出版社勤務を経て昭和30年、月刊インテリア専門誌『木工界』(36年『室内』と改題)を創刊し、以来編集に携わる。『週刊新潮』『文藝春秋』などにコラムを連載、世相

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