大名の「お引っ越し」は一大事!?江戸300藩「改易・転封」の不思議と謎 じっぴコンパクト新書

山本博文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408338873
ISBN 10 : 4408338877
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
191p;18

内容詳細

江戸時代にたびたび起こった、「改易」(取り潰し)や「転封」(引っ越し)。お家騒動や刃傷沙汰、世継断絶から、職務の怠慢に色恋沙汰に酒席の狼藉に至るまで、その理由は多岐にわたる。大名や家臣たちはその都度、多大な苦労を強いられることとなった。特に転封では長距離の移動、膨大な費用など、負担もただ事ではなかった。彼らがなぜ取り潰されたか、転封を命じられたか、そしてその後どうなったか。これらをひもとくことで、江戸期の政策や各地の国づくりが浮き上がってくる!

目次 : 1 だれがどう決めていた?改易・転封のしくみ(「改易」と「転封」とは?徳川家の陰謀うごめく大名統制策/ 「減封」「加封」…違いは何?「転封」に関連する用語 ほか)/ 2 勢力図の一大書き換えとなった!関ケ原の戦いによる改易・転封(関ケ原の戦いの敗戦で処罰を受けた西軍の主力大名の末路/ うれしいような、うれしくないような…東軍についた大名の大移動 ほか)/ 3 幕府には逆らえない!江戸期の改易・転封(世嗣断絶、乱心、法令違反…。江戸時代における改易・転封の理由/ 茶の湯の影響力を怖れた幕府に切腹を命じられた古田重然 ほか)/ 4 意外に多かった!幕末〜明治の改易・転封(最後の改易は幕府でなく、新政府に命じられていた!/ 明治維新後、徳川宗家の都合で房総半島に移された静岡の藩主たち ほか)/ 5 自業自得すぎる…。残念な改易・転封(盗人を倒した家臣の引き渡しを拒否!怒りのままに藩を放棄した天野康景/ 酒乱コンビ・稲葉通重と津田信成は女性に乱暴狼藉を働いて改易に ほか)

【著者紹介】
山本博文 : 歴史学者(日本近世史)。1957年岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。文学博士。東京大学史料編纂所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 岡本 さん

    映画「引っ越し大名」で注目を集めた大名のお引越し。江戸時代を中心に改易・転封となった事例を纏めた一冊。江戸初期には徳川家の存続を目的に有力大名を些細な理由で取り潰したり、江戸近郊の藩を遠ざけるなどの事例が目立つ。中期以降はルール違反を理由とする事が多く、幕府内での権力争いが目立ってくる。資料が無いからだろうが、不祥事を起こした藩主が死因不明な事が多い事に歴史の闇を感じる。

  • Hiroki Nishizumi さん

    歴史的なところは正しいのかもしれないが読んでも面白くない。文章力を鍛えて欲しい。

  • as さん

    鶏口となり上方で暮らすか牛後となり地方で大領を貰うか。 明治になっても行われていた事に驚きました。

  • じょるじ さん

    事例がたくさん出てくるだけで、あまりにも薄っぺらくて残念でした。もうちょっと掘り下げてほしかった。

  • hr さん

    改易・転封に焦点を当てて情報を集めるだけで本にできるのだな。文章中に誤りを見つけてしまって、ちょっと冷静になった。

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人物・団体紹介

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山本博文

1957年、岡山県生まれ。東京大学文学部国史学科卒。同大学院修了。文学博士。東京大学史料編纂所教授。専門は日本近世史。1992年、『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社)で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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