アジアびとの風姿 環地方学の試み 近現代アジアをめぐる思想連鎖

山室信一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784409520666
ISBN 10 : 4409520660
フォーマット
出版社
発行年月
2017年04月
日本
追加情報
:
384p;20

内容詳細

人びとの夢のありかは、アジアだった!ここに知ってほしい人びとがいる…アジアにおける思想空間と人びとの旅路。司馬遼太郎や徳富蘇峰、中国学の狩野直喜や台湾慣習調査の岡松参太郎、電通創業者の光永星郎、諜報活動に従事した宗方小太郎や石光真清、日本人教習の中島裁之や中島半次郎など、アジア各地を自らの故郷と思い、生死の場としたあまたの人びとの軌跡が、ここに蘇る。日清・日露から台湾統治、韓国併合、満洲国建国の時代、これらの人びとは、近代のあるべき姿をどう思い描いたのか。閔妃暗殺事件、新聞発行、日本語教育など、深く歴史にかかわりながらも歴史の陰に埋もれた「アジアびと」の姿を描き出す。

目次 : 第1章 アジアびとの風声―司馬遼太郎の足音(愛憎相反する思い/ 司馬さんとの機縁―「天涯比隣」と一枚のハガキの重み/ 司馬文学の原郷へ―満洲体験とアジアそして国家/ アジアとは何か、日本はアジアか/ 「アジアびと」への道程 ほか)/ 第2章 熊本びとのアジア―ひとつの「環地方学」の試み(もう一つの坂道を歩んだ熊本びと/ 熊本とアジアのつながり/ 空間の心理的距離と交通手段 ほか)

【著者紹介】
山室信一 : 1951年熊本生まれ。東京大学法学部卒業。衆議院法制局参事、東京大学社会科学研究所助手、東北大学助教授などを経て、京都大学(人文科学研究所)名誉教授。法学博士。専攻は法政思想連鎖史。著書に『法制官僚の時代―国家の設計と知の歴程』(木鐸社、毎日出版文化賞)、『キメラ―満洲国の肖像』(中公新書、1993、増補版・2004、吉野作造賞)、『思想課題としてのアジア―基軸・連鎖・投企』(岩波書店、アジア太平洋賞特別賞)、『憲法9条の思想水脈』(朝日選書、2007、司馬遼太郎賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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山室信一

1951年、熊本県生まれ。東京大学法学部卒。衆議院法制局参事、東京大学助手、東北大学助教授、京都大学教授など歴任。博士(法学)。現在、京都大学名誉教授。専攻は思想連鎖史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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