奇跡なんて、起きない。 フィギュアスケート・マガジン取材記2015‐2019

山口真一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784583112527
ISBN 10 : 4583112521
フォーマット
発行年月
2019年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
367p;19

内容詳細

編集記者として、羽生結弦選手を追い続けてきた山口真一記者による『フィギュアスケートマガジン取材記』。
フィギュアスケートの取材経験ゼロだった記者が、試行錯誤しながらこの専門誌をどう育てていったのか––– 羽生結弦選手とファンから学び、誌面を作り上げていった奮闘の日々を綴った一冊。

【目次】
第1章…業界最後発からのスタート。
【2015国別対抗戦 2014-2015シーズンファイナル号】
「フィギュアスケートの取材ってどうすりゃいいの」 
初めての現場取材で知った、フィギュアスケートの華やかさ
「場合によっては休刊」。マガジン最初の試練。

第2章…やるなら、徹底的にやる。
【2015NHK杯 2015-2016グランプリスペシャル号】

長野・NHK杯で受けた「衝撃」。
会見を完全に再現すれば、珠玉のインタビューになる!

第3章…読者の代わりに会場へ。それが「マガジン」の役目。
【2016NHK杯 2016-2017グランプリスペシャル号】
言葉だけでなく、彼のすべてを残そう。
仮想読者「美津代」の誕生。
ファンと雑誌も「伴走者」。
「羽生結弦とは」。トロントでジャーナリストと語り合ったこと。
冬の札幌で感じた、新時代の始まり。

第4章…聞こえてきた平昌への鼓動。
【2017ヘルシンキ世界選手権 2016-2017シーズンファイナル号】
「旅は道連れ」。毛受カメラマンとの邂逅。
奇跡ではなく、必然だった逆転劇。

第5章…五輪V2へのカウントダウン。
【2017年8月 2017-2018プレシーズン号】
YとM、初めて「聖なる場所」へ。
高まる期待と、まさかの事態。
「マガジン」として、できることは何なのか。

第6章…彼は叫び、世界は叫んだ。
【2018年2月平昌オリンピック男子特集号】
いざ平昌、「最初で最後」の五輪取材へ。
仁川空港ロビーがパニック!羽生、ついに姿を見せる。
羽生が口にしたファンへの感謝。
1位発進のSP。それでも彼は冷静だった。
2大会連続優勝。奇跡に限りなく近い「必然」。
メダルから一夜明けの笑顔に見た「変化」。
マガジン最大のピンチ。発売日に間に合わない?

第7章…まだ見ぬ場所へ、新しい旅に出よう。
【2019年3月世界選手権特集号】
一緒に走ってきたファンとのお別れ。
「好きで続けたなら、それをやめてどうすんの」
意外な展開。「マガジン」をもう一度。
羽生結弦に見た「変化」と「不変」。
旅に出なければ、わからないことがある。

フィギュアスケート・マガジン
創刊~2019年9月発売号全表紙
おわりに

【著者より】
「経験も知識もない『最後発』フィギュアスケート誌の創刊から現在までを凝縮した取材記がここに。大切な意味を持つあの大会の「完全収録」再録と合わせ、プレス席とプレスルーム周辺で起こった出来事を綴りました。
恥をかき、ズッコケながらつくり続けた「マガジン」の歴史を冬の一日、リラックスした気持ちでお楽しみください」

【著者紹介】
山口 真一(やまぐち・しんいち)
1967年3月29日生まれ。埼玉県出身。大阪芸術大学アイスホッケー部でセンターフォワードとしてプレー。新聞社運動記者、フリーライターを経てベースボール・マガジン社に入社。2015年から「フィギュアスケート・マガジン」の編集記者となり、18年3月に退社。
現在はアイスホッケー『東京ブルーナイツ』を運営するアイススポーツジャパン代表を務める傍ら、再び「フィギュアスケート・マガジン」、「アイスホッケー・マガジン」の編集に携わる。


【著者紹介】
山口真一 : 1967年3月29日生まれ。埼玉県出身。大阪芸術大学アイスホッケー部ではセンターフォワードとして関西学生リーグの試合に出場し、卒業後は新聞社の運動部記者に。その後、アイスホッケーや野球の分野でライターとして活動した後、ベースボール・マガジン社に入社し、2015年からはフィギュアスケート・マガジンの編集者兼記者。2018年3月に退社後、現在はアイスホッケー「東京ブルーナイツ」を運営するアイススポーツジャパン代表を務める傍ら、再びフィギュアスケート・マガジン、アイスホッケー・マガジンの編集に携わる。独身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ris3901 さん

    図書館にて。 フィギュアスケートマガジンを立ち上げた山口さんの2019までの取材記録集。 大阪、長野、江陵、平昌、たまアリ…色々思い出しました。この美津代、結構行ってました(笑)。改めて家族に感謝しなければと思います。 雑誌に掲載されたインタビューだけでなく取材裏話も少しあり、面白かったです。 今後彼が引退を決めたとしても、山口さんの記事、待っています。

  • ときわ さん

    山口さんはフィギュアスケート・マガジンの編集者兼著者。販売部からの要望で2015年年明けに今までベースボールマガジン社が扱ってない競技で何か作ってほしいと頼まれて、編集企画部から3人ピックアップされた一人が山口さんだった。冬から春にかけてオンシーズンで今まで扱ってない競技。1時間ほどの会議で出した結論がフィギュアスケート。(コメントへ続く)

  • 月華 さん

    図書館 2019年11月発行。羽生結弦と書かれてはいませんが、羽生結弦本でした。オリンピックシーズン、怪我をした羽生選手。ブライアンオーサーの本は、表に決して出てこなかった、羽生選手側、この本は一般の人側、というイメージでした。雑誌は読んだことはありませんが、文字がかなり多いようです。取材をする権利を得るのもかなり大変そうでした。雑誌が出来上がる過程も過酷な様子でした。カメラマンさんのコラムを読んでみたくなりました。裏表紙のボイスレコーダーは仕事の相棒なんだろうと思いました。

  • くろいの さん

    とてもとてもとても面白い。山口さんの文章は読みやすくて面白くて感動的で、良い。私は想定される「美津代」像とは違うけども(年代も少し下で主婦ではなくフルタイムで働いている)、あの日の大阪に、あの時のカンヌンにいて、まさに山口さんが書いている中の1人。偉大な人のファンになれてなんと幸せなことか。

  • きゃべつ さん

    フィギュアスケートマガジンのインタビューまるまる文字起こしを確立させた著者の奮闘記。雑誌から一時期離れたものの「文章を書くことが人生だったってことだよね。それをやめるってことは、これまでの人生の意味を、自分でゼロにしてしまうってことじゃないの?」という言葉は自分自身にも響いた。助言を素直に受け入れる著者の柔軟さを見習いたい。

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