山口恵以子のめしのせ食堂 こころとお腹を満たす物語と「ご飯のおとも」

山口恵以子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784093867115
ISBN 10 : 4093867119
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
144p;19

内容詳細

「ご飯のおとも」が小説になるなんて

食堂と酒をテーマにした『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『ゆうれい居酒屋』シリーズが累計で100万部を突破した小説家の山口恵以子さん。このたび、「ご飯のおとも」が登場する10編の新作を書き上げました。東京の片隅で夜だけ営業する「めしのせ食堂」。今宵も元デパート勤務の女将が用意するアツアツのご飯に味噌汁、そして全国から取り寄せた自慢の「ご飯のおとも」を目当てにお腹と心を満たそうとさまざまな客が訪れます。小説に登場する40品は「ご飯のおとも」専門家の長船クニヒコさんが取り寄せも含めて詳しく紹介しています。

小説の一例
第二話[ふりかけ]二十五年の逃亡
第三話[海の幸]女の分かれ道
第五話[佃煮]ハートと胃袋
第六話[海苔と昆布]ハッピーの兆しはすぐそこ
第七話[おかず味噌とラー油]心変わり
ほか全10編

「ご飯のおとも」の一例
[ふりかけ]ぶっかけ海苔めし/しそわかめ
[海の幸]鮭ルイベ漬/さばのドライカレー
[佃煮]磯くるみ/ピリカラ青のりの佃煮
[海苔と昆布]邦美丸の塩海苔/えびすめ
[おかず味噌とラー油]ごぼう肉みそ/サクサクしょうゆアーモンド
ほか全40品


【編集担当からのおすすめ情報】
『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』『ゆうれい居酒屋』・・・・。山口恵以子さんの小説を読むたびに「この料理が食べたい」と思い続けてきた。でも、手間が掛かるものは作りたくない。いつでも、手軽に、好きなように山口さんに小説に登場する料理が食べたいのですが・・・、と御願いしたところ「あら、そんなの簡単。ぜんぶお取り寄せにすればいいのよ」のひと言で誕生したのが本書。「ご飯のおとも」専門家の長船クニヒコさんにご協力いただき、全国から選んだ逸品が小説に登場します。いずれも開けて、ご飯にのせればすぐに食べられる品ばかりですが、小説で披露する山口恵以子さん流のアレンジがご飯をさらに旨くします。登場する「ご飯のおとも」を取り寄せれば、あなたもすっかり小説の一員に。読んでから取り寄せるか、取り寄せてから読むか。小説のおともに、ぜひご飯のおともを。



【著者紹介】
山口恵以子 : 1958年、東京生まれ。都立両国高校、早稲田大学第二文学部卒業。松竹シナリオ研究所で学び、ドラマ脚本のプロット作成を手がける。その後、食堂の調理スタッフとして就職(丸の内新聞事業協同組合の社員食堂)。食堂に勤務しながらも2007年、『邪剣始末』で小説家としてデビュー。2013年に『月下上海』で第20回松本清張賞を受賞。以来、執筆業に専念し現在に至る

長船クニヒコ : 1984年、大阪生まれ。近畿大学卒業後、東京の食品メーカーに就職し、16年ほど勤務。東京暮らしをきっかけに日本全国の「食」に興味を持ち、2013年ごろに“ご飯のおとも”を紹介するブログを開設。2021年に“ご飯のおとも専門家”として独立。2022年、福岡市に移住し「おかわりJAPAN株式会社」を設立。知られざる“ご飯のおとも”を見つけ出し、魅力を伝えながら自社で販売する。テレビの情報番組やラジオなどへのメディア出演多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    山口 恵以子、2作目です。どの「ご飯のおとも」も、大変美味しそうです。是非「めしのせ食堂エコ」に足を運んでみたい。 https://dps.shogakukan.co.jp/yamaguchieikonomeshinoseshokudou/

  • しんごろ さん

    ご飯と二種類の味噌汁、そしてお取り寄せのご飯のお供。酒は缶ビールとカップ酒のみの“めしのせ食堂エコ”。このお取り寄せのご飯のお供が実在してるので、気になるご飯のお供は取り寄せたくなる。物語はショートショート仕立てですが内容は濃く、確かにご飯に合うものパスタに合う。そして、『食堂のおばちゃんN』で、瑠美さんが本を出す云々かんぬん言ってたのはこの作品のことかと唸ってしまった。この作品では『食堂のおばちゃん』を紹介してて 、思わず笑ってしまった。作者は茶目っ気がありますね。とりあえず何か取り寄せるぞ〜。

  • ぶち さん

    「ご飯のおとも」が小説のテーマになるなんて! ご飯のおともが大好きな私には見逃すことができません。全国津々浦々から取り寄せたご飯のお供ががたくさん登場してきます。読んでいるとお腹がグゥーと鳴ってきちゃいます。「めしのせ食堂エコ」を訪れてくるお客さんたちの心温まるエピソードで、心も満たされます。 小説に登場してくるご飯のおともは、ご飯のおとも専門家"の長船クニヒコさんが全国から厳選した40品。その品々を実際にご飯に載せた状態の写真付きで詳しく紹介してくれています。商品紹介と小説のハイブリッド本です!

  • ゆみねこ さん

    読んでいると目茶苦茶ご飯が食べたくなる!美味しいご飯とお味噌汁が2種類、あとは全国各地のお取り寄せ「ご飯のおとも」。デパートを定年退職した女性が自宅を改装してオープンした『めしのせ食堂エコ』。小説は短編だが中身は濃くて読み応えあり。山口恵以子さんと長船クニヒコさんの共著で気になるものはお取り寄せ出来るようになっている。

  • Karl Heintz Schneider さん

    「たっぷり手間暇かけたご飯と味噌汁に日本全国の美味しいご飯のおともがあれば、一膳めし屋としては完ぺきじゃないですか。そもそも、ご飯が美味しければおかずは凝る必要がないんです。」知人のこんなひと言から始まった「めしのせ食堂 エコ」女将のゆかりはご飯を炊いて味噌汁をつくるだけ。おかずは日本全国から取り寄せた、ご飯のおとも。山口さんが書いた短編小説に出てきたご飯のおともがその後に画像付きで紹介されている。表紙絵は北海道の「鮭ルイベ漬」鮭の旨味が凝縮された魚醤である「鮭醤油」に天然の鮭とイクラが漬けこまれている。

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