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いつでも母と 自宅でママを看取るまで 小学館文庫

山口恵以子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094071368
ISBN 10 : 4094071369
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『食堂のおばちゃん』『婚活食堂』などのベストセラー著者が、母・絢子さんの認知症発症から、やがて始まった介護の日々と自宅での看取り、そして葬儀やお墓のことまでを、あたたかな筆致で綴った泣き笑い回想録。いつか直面するかもしれない親の介護や大切な人との別れに際して知っておくべき情報も満載。文庫化にあたり在宅医・山中光茂さんとの対談を収録。

目次 : 第1章 母を送れば(ママ、ありがとう/ 母は、老い衰えても母だった ほか)/ 第2章 変わりゆく母と暮らして(父が亡くなり母はおかしくなった/ 期待と不安はシーソーのごとく ほか)/ 第3章 介護と悔悟の日々(介護認定申請で地獄から天国へ/ 喜びも悲しみもデイサービス ほか)/ 第4章 あとどれくらいの命(二〇一八年九月四日、母が下血した/ 母が救急搬送された長い一日 ほか)/ 最終章 母を家で看取りました(母が家に帰ってきた/ 母に残された最後の快楽 ほか)

【著者紹介】
山口恵以子 : 1958年東京都江戸川区生まれ。早稲田大学文学部卒業。会社勤めのかたわら松竹シナリオ研究所で学び、脚本家を目指してプロットライターとして活動。その後、丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務しながら小説を執筆し、2007年『邪剣始末』で作家デビュー。2013年『月下上海』で第二十回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アオイトリ

    読メのレビューより)介護予備軍におすすめ。ユーモア満載の体験談です。側から見れば仲良し母娘、ご本人曰く癒着であり共依存の閉じた関係だったと。でもよくぞ看取った、天晴れ!と惚れ惚れするようなガッツと愛情に言葉がありません。葬儀、お墓、オレオレ詐欺、認知の進む母との暮らし、トイレのお世話、介護保険の利用、在宅医療、看取り。どれも大事で、とっても為になる。どんな時も、何歳になっても、あっけらかんと絶対的に娘の味方だったママ。すばらしい女性です。

  • Sakura

    「食堂のおばちゃん」シリーズの作者の、母親を自宅で看取るまでのエッセイ。私自身、昨年認知症の母を病院に入れたり施設に入れたりしたので、こういう話は特に気になって。作者のような介護なんて全然していないので、自称マザコンな作者とは言え、頭が下がる思いで読みました。いつかは必ず、家族も自分も死んでしまうのだなあとしみじみ。なるべく人には迷惑かけずに一生を終えたいのだけれど、母を見てるとそれも難しいのだなあと、またしみじみ。

  • Karl Heintz Schneider

    ほのぼのとした表紙絵を見ると穏やかな気持ちで最期を過ごしたかのように思えますが、そこに至るまでには様々な心の葛藤がありました。母が母でなくなる日々に戸惑い、怒り、嘆き悲しみ、その様子が赤裸々に描かれています。「食堂のおばちゃん」に描かれているほのぼのとした物語には、いつも癒されていましたがこんなに大変な思いをしながら歯を食いしばって書いていたのかと思うと胸が締め付けられる思いがします。あの物語に出てくる一子と二三には著者自身と、その母親が投影されているのではないか。読みながら、ふとそんなふうに思いました。

  • アマザケ

    著者が母の最期を看取るまでの介護の記録が綴られている。少子高齢化が比類ないほど急速に進む未来は明るいと思いたいが、どうしても疑問符がついてしまう。 でも、言えることは死に対する考え方は十人十色。介護の仕方も然り。山口さんの体験記を読んでもし、自分だったら…と考えさせらせた。 著者の母への愛に敬意を表する。

  • Book・CaFe

    母親と暮らした60年間のうち介護の日々を18年間過ごした著者。認知症という言葉が定着する以前の介護から看取りまでを描いた日常エッセイ。飾らない率直な気持ちで書かれているので共感する部分があり、著者と対話しているような気分になる。後半の在宅介護は未知の世界であり、過酷な状況ながらも、福祉行政の手厚さ、医療と介護の世界は進歩していることを改めて感じた。人の体験を知ることで選択肢が増えたり考えさせられたり、気持ちに余裕が生まれたりする。介護で疲弊している方や今後介護になるかもしれないという方にお薦めです。

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