七つの海

山内聖一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784910260044
ISBN 10 : 4910260048
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
追加情報
:
120p 19cm(B6)

内容詳細

2021年5月、決然として世に問うた渾身の第一詩集『その他の廃墟』から3年。
待望の第二詩集が登場。
太古から永遠の未来にわたり七つある海への船出の詩は、すでに不穏な呟きとともに始まりを告げる。

【著者ノートより】
海は太古から、永遠の未来にわたり七つある。火の海に沈もうとする船上、もう港を出ることさえ叶うまい。 呪文のように「七つの海」の名を唱えはし゛める宣教師たち...。ト゛アをノックする音か゛、いまも止む気配か゛ない。
たくさんの針金に巻きつかれた生活、締め上け゛られる悲鳴。吐いてきた無数の嘘と唾液。 死ぬことか゛少しも怖くないというのは、とても大きな罰を受けているように思えるのはと゛うしてた゛ろう。 作家・佐藤亜紀か゛『ハ゛ルタサ゛ールの遍歴』のなかて゛書いている。
せい 「マクヘ゛スた゛ろうとロミオた゛ろうと、自業自得て゛ない悲劇なと゛ありえない。 全く自分の所為て゛はない不幸か゛次々に襲い掛かってくる芝居か゛あったら、抱腹絶倒の大喜劇に違いない...」
『耳泥棒』を読み終えハ゜タンと閉し゛て、僕は化物のような白い歯を見たようて゛、嗤いか゛止まらなかつた。 まるて゛大喜劇の名俳優か゛、舞台上て゛拍手喝采を浴ひ゛たような良い気分なのた゛った。

著者自身による作品の註が別冊(中綴じ8ページ)付き。
☆書肆梓から同時出版される画本(バンド・デシネ)『耳泥棒』(寝暮)は、この詩集に触発されて生まれた作品です。現代詩の極北と画本のスパークもお楽しみいただけます。☆

【著者紹介】
山内聖一郎 : 1959年3月鹿児島県生まれ。県立鹿屋高等学校卒。詩人。卒業式を待たず東京へ出奔。建築作業員、バーテンダー、店員、清掃作業員など職を転々とする。詩作歴は50年近いが、40代の時に精神疾患を患い、過去の作品を全て破棄。2021年、第一詩集『その他の廃墟』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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山内聖一郎

1959年3月鹿児島県生まれ。県立鹿屋高等学校卒。詩人。卒業式を待たず東京へ出奔。建築作業員、バーテンダー、店員、清掃作業員など職を転々とする。詩作歴は50年近いが、40代の時に精神疾患を患い、過去の作品を全て破棄。2021年、第一詩集『その他の廃墟』を上梓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載

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