10万年の噴火史からひもとく富士山 変わり続ける富士山の今がわかる

山と溪谷社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784635530750
ISBN 10 : 4635530752
フォーマット
出版社
発行年月
2024年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
128p;26

内容詳細

約10万年前に現在の原形ができた富士山は、噴火と崩壊を繰り返し、樹海や湖、湿原、滝、溶岩洞穴などさまざまな景観を生み出した。二十余年にわたり富士山に通う写真家が写し取った富士山の知られざる顔。美しい写真と解説で、火山としての富士山をとらえ直す。

目次 : 序章 火山 富士山の成り立ち(富士山が「そこ」にある理由/ 美しい円錐形の姿はこうしてつくられた)/ 噴火がつくった富士山の世界(山頂火口/ 樹海を生んだ大噴火/ 貞観噴火が生んだ湖/ 岩屑なだれがつくった湿原地帯/ 白糸の滝/ 崩壊谷と大滝/ 市兵衛沢/ 溶岩洞穴/ 樹海の氷/ 火山が生んだ富士修験/ 溶岩樹海/ 霊場となった溶岩洞穴/ 宝永噴火)

【著者紹介】
曽布川善一 : 1958年生まれ。2002年に独立。独学で写真を始める。富士山をテーマとし、富士山麓から山岳、富士山中をフィールドに撮影活動を行なう。2020年、2022年、2024年に個展を開催。公益社団法人日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    日本人にも外国人にも人気がある富士山🗻本を読みました。登ったり、間近で観るよりも、遠くから美しい円錐形を眺めるのが良い気がします。 https://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=7621

  • ポタオ さん

    ダイナミックな富士山の写真と、今の富士山にいたるまでの歴史を勉強できる本でした。

  • ぽつねん さん

    富士山について、その自然史・噴火史・信仰史を軸にまとめた写真集。写真が多めでほどよいボリューム。富士山が4つの火山から成り立った点に始まり、度々の大噴火がもたらした地形の美しさには息を飲む。特に溶岩由来の遺構はどれもおどろおどろしくて、富士山が信仰と畏怖の対象になった理由がよく分かる。遠くから見た富士山の写真は少ないが、何枚か載っている彩雲の写真は思わずそこら辺にいた家族に見せてしまうほど綺麗だった。後半は富士講の現在を紹介しておりそちらも興味深く読んだ。

  • nue さん

    富士山。これほど美しい山は他にはそうないと思う。写真集かと思うほど綺麗な写真がたくさん。火山の成り立ちや地質、それに富士講などの信仰の様子が詳細。「今わたしたちに見せている美しい山容は、火山・富士山の一生のうちほんの一瞬の姿」いつまでも綺麗であってほしい。宝永噴火は知ってましたが貞観噴火は知らなかった。「日本三代実録」に記録が残っており、当時の様子がよくわかる(噴火怖いわ〜) 精進湖と西湖はもともと「せのうみ」というでっかい湖だったんですね。

  • kaz さん

    富士山の神秘を美しい写真が伝えてくれる。図書館の内容紹介は『約10万年前に現在の原形ができた富士山は、噴火と崩壊を繰り返し、樹海や湖、湿原、滝、溶岩洞穴などさまざまな景観を生み出した。美しい写真と解説で、火山としての富士山をとらえ直す』。

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