日本人とエベレスト 植村直己から栗城史多まで

山と溪谷社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784635172103
ISBN 10 : 4635172104
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
46p;19

内容詳細

世界最高峰であるがゆえの「宿命」と「呪縛」から、逃れられないエベレスト―。その歴史と実像に迫る、日本人による初登頂50年の記録。

目次 : 初登頂へ、二つの登山隊/ 女性だけでエベレスト/ 「三季登頂」への決着/ 無酸素登頂の長い一日/ 交差縦走と「三国友好」/ バリエーションの成果/ 悪夢の大量遭難/ 清掃登山と発信力/ 記録への挑戦/ 日本人の公募隊/ 「栗城劇場」の結末/ これからのエベレスト/ 「エベレストの50年」―あとがきにかえて

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    (2023-113)【図書館本】エベレストを知らない人はいないだろう。標高8,848mの世界最高峰だ。あの植村直己さんらが日本人として初登頂して以来、何人もの日本人が登頂に成功し、或いは失敗して生命を落とす人もいた。植村さんらの初登頂と三浦雄一郎さんのエベレストを滑降が同じタイミングだったとは知らなかった。そして、あの栗城さん。お金とある程度の技能があれば公募隊で多くの人が登頂できるようになったエベレスト。彼は自分の生命をかけてまで、実力以上のバリエーションルートを登る必要があったのだろうか?★★★★

  • マリリン さん

    様々な形で行われてきたエベレスト登山の歴史は興味深い。特に印象に残ったのは、野口さんが清掃登山に携わってきた経緯。真摯な思いと行動から生まれた「龍さん」との関係。外国人からから見た日本人。富士山の意外な姿。大量の酸素ボンベの山の写真はこれがヒマラヤの風景かと思うと唖然としたと同時に野口さんや田部井さん...そして谷口けいさん達の活動に頭が下がる思いがした。倉岡さんの「エべレストは、登山が純粋に好きな人に登って欲しい」という言葉が印象的。単独・無酸素には疑問符だが栗城さんもそうだったのではと思う。

  • あやの さん

    エベレストを登ることに対する日本や世界の世論というか潮流というか、考え方の変化の系譜が見えて興味深かった。60~70年代は各県山岳会や大学山岳会による大編成登山。今はほとんどが公募隊や山岳ガイドに助けられての商業登山。それを「今の若者は冒険しない」と嘆く専門家もいるみたいだが、今、エベレストに登る意味とは?というところまできちんと追究している内容で良かった。もっとも、それが栗城さんの登山から明らかになっていくのは皮肉なのかもしれないが。

  • taku さん

    タイトルはもちろん、サブタイトルでどんな構成なのよ!?と読まずにはいられない。限られた登山家の冒険から公募隊大衆登山が増えた現在までの変遷が綴られ、こりゃ面白い。登頂へのアプローチだけでなく、スキー大滑降、大量遭難、清掃活動なども含めまとめられている。ヒマラヤで活動してきた方々へのインタビューも本章と同等以上に興味深い。異色なのはやはり栗城君。ただ、彼もエベレストに魅せられ縛られた一人だろう。世界最高峰は時代が変わっても人々を魅了し続ける。この本で心は地球のてっぺんへ。

  • リュウジ さん

    ★4 登山の変遷がよくわかる名著。何故登るのか?との問いに対しマロリーは「そこに“それ”があるから」と答えたそれ=エベレスト。その山に日本人がどう関わっていったのかを、節目となる出来事を巧くとらえ全部で12章にカテゴライズし50年を書ききった。“それをいかに登るか”から始まり、登頂成功が一段落した後はルートと季節など“どのように登るか”となり、今は”なぜ登るのか”がテーマ。エベレストという山は変わらない。しかし登る人間の思いがだんだんと変わっていく。公募登山が全盛のいま、今後はどう変化していくのだろうか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品