基本情報
内容詳細
自由なる思考を求めて。言語と存在の可能性を究極まで追究した井筒俊彦の言語哲学を解きほぐす。世界の豊饒さを取り戻すために―
目次 : 第1章 記憶の彼方の言葉―『言語と呪術』とクルアーンの詩学(言葉が魔力を発動するとき/ 感情喚起の仕組み/ 意味は経験を実体化する/ 像はいかに喚起されるのか/ 存在の夜の密語)/ 第2章 存在の夜の黎明―意味分析論の行方(言語と文化―「イスラーム三部作」/ 発話の現場に降り立つ/ 和歌の織り成す意味連関/ クルアーンの意味世界/ 存在の夜の黎明/ ソシュールとベルクソン―バロール−コトバ−suppositio/ 垂直的なコミュニケーション)/ 第3章 生々流転する世界―「存在が花する」のメタ哲学へ向けて(『スーフィズムと老荘思想』の理念―「哲学と世界共同体」とエラノス会議/ イブン・アラビーの「新たな創造」―時々刻々と変容する存在/ 自己顕現と意味化のプロセス/ 「存在」のメタ的操作/ 「存在が花する」のメタ哲学に向けて)/ 第4章 存在零度の「眺め」―本質主義を解体する存在の哲学(『意識と本質』をどう読むか/ 「存在一性」―共時的構造の基礎/ 東洋の本質論と流出論/ 善の絶対無とその言語化/ 「眺め」の技法―『新古今和歌集』の形而上学)/ 第5章 世界と対話する哲学―自由なる思考を求めて(アンチコスモスの創造性/ 文化と言語アラヤ識/ 東洋思想の脱構築/ 非連続の世界/ 意味の継承/ 自由なる思考を求めて)
【著者紹介】
小野純一 : 自治医科大学医学部総合教育部門哲学研究室准教授。専門は哲学・思想史。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)(東京大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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