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みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる ポプラ文庫

小野寺史宜

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591175828
ISBN 10 : 4591175820
フォーマット
出版社
発行年月
2022年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
296p;15

内容詳細

郵便配達員・平本秋宏は今日もみつばの町で小さな物語を拾いあげる。手紙の届け先に別人が住んでいたことからわかる親子の心、道に落ちていた帽子からたどる忘れ得ぬ思い出、局に見学に来た中学生から教えてもらった歳月の意味。託された手紙を届けるため、町を走り続けてきた秋宏の胸に今、みつばの街が愛しく息づく。どの巻からでも読める人気シリーズ最終巻は「昨日の友は友」、「雨と帽子」、「秋の逆指名」、「そして明日も地球はまわる」の4本。心優しきポストマンの物語、ついに完結。

【著者紹介】
小野寺史宜 : 千葉県生まれ。2006年『裏へ走り蹴り込め』でオール讀物新人賞を受賞。2008年、『ROCKER』でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • モルク さん

    シリーズ第8弾にして完結編。悪人が出てこずにほのぼのとした話の数々も遂に…。兄が人気俳優である郵便配達人の秋宏は、ずっと馴染んできたそして町の人々とのたくさんのかかわり合いを持ってきたみつば郵便局を9年目にして異動。そしてなによりついにプロポーズ💍彼女はその日をずっと待っていた…なんて涙💧

  • おしゃべりメガネ さん

    シリーズ8作目にして遂に完結です。「みつばの郵便屋さん」シリーズもまさかまさかここまでの作品を重ねるコトになるとは。作品の中でも時はもちろんしっかりと流れており、過去作品にて登場した人物達もちゃんと年を重ねています。過去7作品もあるシリーズを果たしてどうまとめる気なのか、ワクワクして読みましたが、アッという間に読了でした。それぞれの新たなる旅立ちや別れを小野寺さんならではのヒューマンたっぷり溢れる筆力で、しっかりと綴ってくれています。お仕事小説としても完成度の高い本作に対し、改めて最大限の敬意を表します。

  • 初美マリン さん

    みつば町にはこんな郵便屋さんがいるという、童話のような作品でした。丁寧に生きて生きたいと思わせられたシリーズも完結。

  • のぶ さん

    「みつばの郵便屋さん」シリーズは過去に「あなたを祝う人」を読んだだけで、8冊も続いているなんて全然知らなかった。それで今回が最終巻。みつば郵便局に勤め郵便配達員として働く、平本秋宏をめぐる4つの話。平本秋宏の人間味のある性格が良いですね。みつばの街の人たちの交流も、地域の雰囲気があってこそ生きてくる。配達員としてもいろいろな事があったけれど、そこでの触れ合いがそれを消し去ってくれる。未読のシリーズ本がどんな内容か分からないが“どの巻からでも読める”との事なので暇があれば追いかけてみたい。

  • itica さん

    一介の郵便配達員の物語がシリーズ化されるのは凄いことだと思う。何か大きな事件が起こる訳でも、驚くストーリーに発展する訳でもなく、ただ淡々と平本秋宏と言う配達員の日常を綴っているのだから。秋宏が配達先のお客さんと話す何気ない日常にこそ、人としての在り方、ありていに言えば正しさや真心が感じられて癒されるんだな。このシリーズが終わっても、想像の中の秋宏はどこかの町で変わらずに郵便物を届けている…幸せな読書時間でした。

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小野寺史宜

1968年、千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。2008年ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作『ROCKER』(ポプラ社)で単行本デビュー。『ひと』(祥伝社)が2019年本屋大賞第2位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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