英国フォーク・ロックの興亡 〜ポップとトラッドの接点から生まれた音楽を巡る旅〜

小西勝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784401641741
ISBN 10 : 4401641744
フォーマット
発行年月
2015年09月
日本
追加情報
:
255p;19

内容詳細

目次 : ■序文: イギリスにフォーク・ロック・ブームはなかった? / ■第1章: フォーク・ロック前史としてのスキッフル / ■第1章: ブリティッシュ・ギター・スタイルの源流 / ■第3章: レズ・カズンズ 〜フォーク・クラブの時代 / ■第4章: フォークの外へ 〜ロイ・ハーパーとジョン・マーティン / ■第5章: ドノヴァンのケルティック・ロック / ■第6章: ザ・ビートルズ 〜ポップとフォークの接点 / ■第7章: ペンタングルのフォーク・ジャズ・フュージョン / ■第8章: アメリカからの仕掛人 〜ジョー・ラスティグとジョー・ボイド / ■第9章: フェアポート・コンヴェンション登場 / ■第10章: 『リージ&リーフ』 〜アメリカ型フォーク・ロックとの決別 / ■第11章: エレクトリック・フォークの戦士たち / ■第12章: ロンドンのスタジオ・シーン / ■第13章: アシッド・フォークと60年代の終焉 / ■第14章: シンガー・ソングライターたちの70年代 / ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ / 〜マニアックでコアなファン層がいるイギリスのフォーク・ロック。この / ジャンルの成り立ちと背景、特徴や魅力などを俯瞰し、精緻に綴った / 書き下ろしの評論。随所にアルバム解説を挟み、60年代ポップ・ / カルチャーの裏面史深淵に触れる内容となっている。〜

【著者紹介】
小西勝 : 1960年東京都生まれ。音楽評論家。CDの解説ほか、音楽誌などに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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トラッドとは如何なるものか?この本を読む...

投稿日:2021/04/13 (火)

トラッドとは如何なるものか?この本を読むまでは、、簡単に言えば、イギリスの伝統的なフォーク・ミュージックなんだろうなと思っていましたが、どっこいその裏にはイギリスの歴史的背景も影響があったということが分かりました。この本を読んでから、ブリティッシュ・トラディショナル・フォークの主要なアーティストであるフェアポート・コンベンションやペンタングルなどを聴くと、また一味違った感覚で聴くことができました。

たまちゃん さん | 奈良県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • qoop さん

    漠然として茫洋たる英国フォーク界を洗い直し、お仕着せ的なジャンル名を切り崩すことで、より複雑で魅力的な本来の織地が浮き上がる。自分の場合つまみ食い程度の聴き方だが、それだけに余計、こういう整理された形で概括できるのはありがたい。米国のミュージシャン達と違って徴兵制やベトナム戦争という差し迫った脅威に晒されていなかった60年代英国のミュージシャン達。彼らが進んだ先は米国的な世情不安に基づく批評性ではなく、神話や精神世界をモチーフとした曲づくりだったのではないかという示唆(pp232~233)は興味深い。

  • たぬ さん

    ★4 わりとメジャーどころを紹介。当時のこと、回想録…アメリカやカナダの音楽家も絡んでくる。ディランとかポール・サイモンとかレナード・コーエンとか。総じて楽しく読めたけど、冒頭でマリアンヌ・フェイスフルがアンドリュー・ルーグ・オールダムに出会ったのは66年11月、デビューしたのが64年7月と時系列がおかしくなっていて、そこはあらら…って感じ。

  • Sano Paradise さん

    聞いたことないものが思った以上に多かった。本書を参考にして色々聞いてみたい。

  • アーク さん

    僕のつたない知識でもアメリカン・ロックだったらそのルーツはElvis PresleyやBuddy Holly辺りにあるって分かるけれど、UKロックはThe Beatlesが後者の影響を受けたというのが分かるぐらいで、意外とそのルーツが茫洋としている。本書はそれを時代を追って解説していくので分かりやすい…と思いきや、まだ聴いたことのないミュージシャンが多く載っているのでやっぱり分からないことも多かった。音楽の探究の旅は死ぬまで続きそうだな、と思わされた一冊。

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小西勝

1960年東京都生まれ。音楽評論家。CDの解説ほか、音楽誌などに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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